バキ道感想 第54話「体格差の限界」



渋川先生ががっぷり四つを所望した!
これがただの巨漢なら勝負ありである。
脱がされて金玉破壊されて死ぬ。
だが、巨鯨は意外と粘っている。
大丈夫? 巨漢の仕事を忘れてない?
あと4月からアニメバキ第2期開始!
サムワン海王が令和に蘇るぞ!

渋川先生の挑発に乗って巨鯨は帯を掴んだ。
完全に組み合っている。
これを刃牙、克巳、独歩は証明のためだとコメントする。
ところで宿禰よ、お前、そろそろ再登場しておけ。
宿禰はわりと本気で存在が忘れられている気がする。 新世代の範馬刃牙ですな。不名誉。

合気はその実戦性が疑われている。
最大トーナメントにおいても実況の人が疑っていた。
本部だって疑っていた。 「結果がどうなるにせよ見て絶対に損はない」って負けの結果もありえるとか思っていたよな、お前……

「宿命だ」「「業」だなあれは」

だが、その疑念を渋川先生は合気の強さを証明し続けることでねじ伏せてきた。
故に相手が大相撲と言えど真っ向勝負で力を合気でねじ伏せなければならない。
それはもはや宿命であり業なのであった。
合気の嘘を暴こうとして強さを証明されたことがこうした価値観の発端となっているのかも。
ともあれ、常識で考えればさすがに巨鯨が有利な状況だ。
とはいえバキ世界の常識では巨漢は状況からでも遠慮なく負ける。 だが、巨鯨は異常とも言える粘りを見せているのも事実。
一体真実がどこにあるのかわからなくなってしまう。

それでも渋川先生には絶対の自信があるのか、巨鯨を挑発する。
さりげなく自分の腕を巨鯨に回しているのがポイントか。
しっかりと技の準備を完了させているのが老獪なところか。
ともあれ、巨鯨はそれに応え力を入れる。
同時に違和感を感じて巨鯨のインタビューを開始!
またインタビューかよ!?
お前、同じ試合の中で2回もインタビューを受ける馬鹿がいるか!?

さて、ファミレスで巨鯨はインタビューを受けていた。
そこで語ったのは小学校の時のエピソードであった。
それは友達が学校にコンドームを持ってきたというものであった。
うーむ、マセガキですな。
最近はネットで知り放題だから小学生でも知っているのかも。
私は5年生くらいまでそういった知識ゼロでしたヨ。

そこで子供たちはコンドームに水を入れて遊んだのだった。
するととんでもない量の水がコンドームに入ってガキンチョは大受けする。
コンドームは避妊具。間接的な形で命が関わっている。
万に一つも破れるなんてことがあってはならず、その伸縮性も耐久性はとんでもないものがあるのだ。

巨鯨が思い出したのはそれだった。
渋川先生は水の詰まった超巨大コンドームを被せたような錯覚を、巨鯨に覚えさせたのだ!
って、またその技かよ!?
一度使ってあまり通じなかったはずでは?
いや、今回は腕をしっかり組ませているから効果は数倍なのか?
あるいは巨鯨に一度通じなかったのが不満だったのかも。

その重さはどんどんと増していく。
ここで巨鯨は合気が魔法だと実感するのだった。
すっかり魔法になってしまいましたな、合気。
ラーニングされることも多い合気だが、この技術は未だに渋川先生しか使っていない。 原点だけありこだわりなのかも。

「力士は力士のまま――――――」
「「魔法」くらいはハネ返さんと」


だが、巨鯨は渾身の力で渋川先生を投げた! 魔法を跳ね返す圧倒的な力であった。
これには渋川先生も投げられてしまう。
ば、馬鹿な! 巨漢のくせに力が強い!?
そして、この技で完封されたオリバは巨鯨以下の力だったことが証明された!!
直接的にも間接的にもオリバの株が下がっていく……
今時何をしているんでしょうねぇ……

巨鯨は渋川先生を地面ではなくおそらく観客席に投げている。
大ピンチだが観客席なら何とかなる、か?
何なら観客をクッションにすればいいしな!
観客をクッションにしてダメージを減らした例はないけど。
巨鯨が巨漢らしからぬ粘りを相変わらず見せながら次回へ続く。
次回も休載!
すっかり隔週になってしまった……
喧嘩稼業より掲載数があればOKOKOK……