バキ道感想 第101話「”戦闘用”の存在」



宿禰のケツ穴が掘られる危機だ!
やべえよやべえよ……
まぁ、タフならわりとよくあることなので掘られても大丈夫か?
あ、掘られることは既定路線で。


勇次郎はキレている。とにかくキレている。
前回の締めでも言及したけど、勇次郎が初手からキレることはあまりない。
一応、トリガーが必要なわけだ。
そんな勇次郎が初手からキレるとは宿禰はよっぽどやらかしたらしい。
宿禰は初手からキレる勇次郎に対して初手から冷や汗ダラダラだ。
この時点で押されるライバルキャラも珍しい。
ピクルや武蔵はそんなことなかったのに。
なお、勇次郎に対して初手から冷や汗ダラダラ系ライバルはJr.がやらかしている。
宿禰はJr.クラスの胆力……?

で、宿禰は後々インタビューで語るのであった。
インタビューかよ! さっさと掘られい!
いや誰がインタビューしているんだ?
頻用される演出であると同時にそこのところがずっと怪しいのであった。

「ハブです」
「巨大な「ハブ」を眼の前にしているようでした」


宿禰は勇次郎をハブと例えた。
ハブは怒っているわけでもないのに激怒顔。
骨格が既に激怒している。
勇次郎はまさにそれなのだ!
それなのか?
君、ハブに対して偏見を持っていませんか?

勇次郎は眉、眼差し、犬歯で激怒を表現していると宿禰は語り続ける。
そして、勇次郎を戦闘用の存在と形容する。
怒りのボルテージが初手からマックスなのが、あの暴力性に繋がっているのか?
でも、怒りかけてそうでもなかったりするのが勇次郎でもある。

何か初手から宿禰は勇次郎のことを曲解している気もする。
勇次郎知識がなさすぎたが故の勘違いだろうか。
最近の勇次郎は一緒に酒を飲んでくれるくらいにはフレンドリーだ。 怒ってるだけの人じゃありませんよ。
余裕で怒るけど。

ともあれ、そんな激怒の権化と化したというか化されてしまった勇次郎に宿禰は圧される。
自分より20cmは低い勇次郎を見上げてしまうほどの迫力を感じていた。
実際に勇次郎の身長はその迫力次第で変動している気はする。 勇次郎だしデカく見える時があっても自然なのだ。
ある意味では勇次郎の本質を見極めたと言えよう。

「このデブ…」

で、やっと現代に戻るのであった。
宿禰は古代相撲の使い手であることと自分の名前を名乗り握手を求める。
勇次郎相手に握手を求めている!?
田舎育ちの世間知らず故の暴挙と言える。
勇次郎と握手なんて悪手ですよ。ストライダムは酷い目に遭っているぞ。

一方で勇次郎は刃牙との親子喧嘩を握手で締めている。
普遍的な意味での握手の運用をして、刃牙と和解している。
勇次郎だってちゃんとした握手をできるのだ!
「タワケが」

でも、今回は違うんですけどね。
当然のように握手に応じず宿禰の頬を掴む。
ここを掴んでもどうともしにくい。
相手への侮辱以上の効果を持たないだろう。

「仕切りなおせいッッ!!!」

だが、勇次郎が掴めば常識は変わる。
このまま力任せに宿禰を投げた!
オリバの突進を受け止める筋肉と足腰を両立している宿禰がいとも簡単に投げられ地面に頭を打つ。
宿禰にダメージこそないものの勇次郎だからこそできる異常なパワーを発揮したのだった。

「俺を「呼び出せ」などと……」

勇次郎がキレていたのは呼び出されたからだった。
そういえば、この宿禰、襲わせてもらうと言いながらもメチャクチャ呼んでもらっている。
傲慢不遜な勇次郎としては誰かに呼ばれるということ事態が許容できないのだろう。

でも、刃牙道の花山に呼ばれた時はわりと快く応じていました。 うーん、勇次郎の怒るポイントがわからん。
やっぱ呼んだ奴がどこぞの誰とも知らんデブだったからか?

まぁ、知らん奴が呼びつけるというのもよくよく考えれば普通に無礼だ。
普通なら宿禰から出向くのが筋というものであろう。
あれ? 勇次郎の怒りってわりと正当性がある……?

とりあえず、宿禰は相撲としては問答無用に敗北してしまった。 いきなり仕掛けられたなどとは言い訳にもならない。
自身が得意とする分野である圧倒的な力で投げられたのだからなおさらだ。
大相撲編は強さのレベルがデフレしていたと改めて認識させられる。
勇次郎には常識など通用しないのだ。

宿禰は何を考えているのかよくわからない。
常に飄々とした捉えどころのない態度も合わさってどうにも感情移入しにくいキャラだ。
今のところのキャラ立ては全然出番がないことと急に体色が変わったことの二つである。
いや、そりゃあかん。人気も出ない。

なので、勇次郎との戦いを通して強烈な自己PRを行って欲しいのだけど……大丈夫か?
いきなりケツの穴オープンになっていませんか?
勇次郎にホモレイプを喰らえばそれはそれで強烈なキャラ付けになるけど、戻れないところに堕ちてしまう。

逆に宿禰が勇次郎をホモレイプしてみるか。
あの勇次郎も宿禰にかかれば雌!となれば何か凄いけどその系統の凄さは求めていないです。
勘弁してくれ。
さすがにホモホモばかりではアレなので、宿禰には格好いいところを見せて羽化して欲しいものである。

あと勇次郎もちゃんと実力を示しておきたい。
このままではホモの人というイメージが先行してしまうぞ。
……勇次郎と言えばすっかりその話題になってしまったんですよねぇ……
次回へ続く。