マジかよ……
本当にアシスタントなしで週刊連載してるよ……怖いよ……
休まずに仕事していると逆に不安になる逆富樫現象。
左目を奪った梶原さんは次に右目を奪って、両腕、首を折ると予告する。
梶原さん得意の忍術だ。
これはブラフで左鎖骨を折るのが真の狙いである。
これは戸田流には通用しないが工藤には効果てきめんというのが梶原さんの見立てだった。
工藤を舐めすぎじゃないか、アンタ……
十兵衛戦で駆け引きで十兵衛に一杯食わせているんだけど……
一方、工藤はヒットアンドアウェイで回復不能なダメージを与える梶原さんの戦法に驚いていた。
こんな手があったのか!
いや、こんな手はあるだろう。十兵衛も似たような戦い方をしたじゃん。
知らぬ間にこの人、脳筋になっているような……
いや、元からけっこう騙されていたから脳筋か。
ともあれ、逃げ場のないリングで一杯食わされている。
これには工藤も強くならなければならぬと意識を改める。
そして、梶原さんを本気で殺したい相手と認識した。
何てことだ。
梶原さんの死亡フラグがどんどん固まっていくよ。
意識を改めた工藤は梶原さんの前蹴りを読む。
前蹴りは読むのだが左股関節を狙われてダウンする。
あ、ダメじゃん! 脳筋じゃん!
さらに目突きのブラフとフェイントによって、本命の左肘をモロに食らう。
あ、ダメじゃん! 脳筋じゃん!
でも、脳筋なりに頑張るよ。
左肘を食らって即アッパーで反撃だ。
まぁ、かわされてしまうのですが。
攻めながらもディフェンスを怠らない聡明な梶原さんである。
さらに続く右フックを卜辻でかわしながらのカウンターだ。
すげえ、梶原さんが本気になった工藤を圧倒している……
――と思わせておいて、3度も卜辻をやれば必中と言えど読まれる。
卜辻を読んだ工藤はついに梶原さんの右腕を掴むのだった。
同じ技を3度も使えばそうなりますわな。
卜辻は必中と言えど必殺ではないわけだし。
左右対称の刑にされてしまう梶原さんであった。
が、それさえも梶原さんの罠であった。
その瞬間、恐怖ではなく緊張による汗が噴き出した。
右腕を掴まれることも計算のうちなのだ。
で、ここからどう脱出する気なのだろうか。
右腕に洗剤を塗っていたというオチか?
大量の汗は洗剤を溶かすためか?
梶原さんの頑張りはもうちょっと続くよ。
これで右腕が一瞬で抜けて既に義手だったというオチなら困惑する。
喧嘩稼業(1) (ヤンマガKCスペシャル)
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