カスタムメイド3D2でお茶を濁している場合ではない。
金子のおっさんと一緒に怒られるゾ!
ん? 何か間違ってるような……
悩み多き少女(今年で22歳)はかつて嘘に甘え、自分が本当に望むことを為せなかった過去を思い出す。
フィーネを名乗り、ウェル博士の味方に付き、全裸全世界中継をした彼の日……
人はそれを黒歴史と呼ぶ。
醤油を飲みながら手紙を読まないと……
「強くなりたい……」
「翻弄する運命にも、立ちはだかる脅威にも負けない強さが欲しくて、ずっと、もがいてきた……」
イメージとはいえ裸で膝を抱えるのはどうかと思う。
ともあれ、相も変わらず悩みを抱えるマリアだった。
第2期の頃に付き纏った迷いは断ち切れている。
迷わず行動するマリアさんの心強さよ。
だが、今度は強大な敵に抗うことはできないという悩みが付き纏っている。
そんな状況だから力があるのに迷っていた頃の響に説教したくなっても、誰が責められようか。
「おーい、マリアー」
「何をやってるデスかー」
ここで現へと戻る。
何故、そこで水着!?
バカな、シンフォギアはプリキュアと同じくらいに水着とは縁がないはずなのに!?
(求めた強さを手に入れるため――)
(私はここに来たッ!)
何言ってんだこの人、バカか。
……いや、アンタが思い悩んでいるのは知っていますよ。
ええ、はい。
でも、それって海水浴でどうにかなるものなのか?
マリア・カデンツァヴナ・イヴ、いつの間にかアバンタイトルで壮絶にボケる人になってしまった。 うーむ、第4話から格好良かった場面が目立ったのに……
いや、アバンタイトルでボケたのは第4話からなので、あの時からおかしかったか。
@Asmaria_ 物語の展開上、GXは俺自身がびっくりするくらい肌色多めなんですが・・・それでも水着回や温泉回が望まれますか!? あ、水着回はGX1話でノルマ達成としてください。温泉には俺自身が入りたいです。
— 金子彰史@シンフォギアGX (@akanekotwitte10) 2015, 8月 8
そんなわけで恐怖の水着である。何か本人は公式でシンフォギア漫画を書いたAs’まりあさんに第1話でノルマ達成とか言ってたのに……
いや、たしかにノルマ達成したから水着をやらないという理由はなく、ノルマを達成した上で水着をやるという選択肢もあるが。
これがノイズはリストラしたと言っておいてアルカ・ノイズを出し、味方の新キャラはいないと言っておいてエルフナインを出した金子彰史の話術である。
大人は嘘を付かない。ただ誑かすだけなのだ……
「壊されたイガリマと――」
「シュルシャガナも改修完了デスッ!」
さて、時はやや前後する。
破壊されたイガリマとシュルシャガナはあっさりと復活したのだった。
まぁ、1週間あれば3つ並行作業しても90%ほど進捗が進むのがシンフォギアの改修である。
存外、手間がかからないのかもしれない。
また、奏LiNKERが無理矢理な臨床試験によって実用に足るとわかったので、F.I.S.も戦力として数えられるようになったのだろう。
しかし、この胸の差……
何のつもりの当てこすりッ!
数値以上の大きさを誇る切歌・カデンツァヴナ・イヴだった。
ごめん、語感が良かったので混ぜた。
「復活の、アガートラーム」
「改修ではなくコンバーター部分を新造しました」
「1度、神経パスを通わせているので身に纏えるはずです」
さらにアガートラームまで復活だ。
引っ張らないのがシンフォギア、金子彰史作品では代々曰くが付いているアガートラームもあっさりと復活した。
「ここで神経パスを通わせている」という言葉が気に掛かる。
これ自体は第2期の最終決戦を指しているのはわかるのだが、神経パスを通わせることがシンフォギアを纏う条件なのだろうか。
このことから神経パスが通っていないシンフォギア、自分以外のシンフォギアを纏えないことがわかる。
天羽々斬が壊れたからとシュルシャガナで代用するといったことはできないのだろう。
神経パスを通せる聖遺物と巡り逢えるかどうかが鍵か。
そこでマリアは本来アガートラームに適合できないのだが、奇跡の力で(無理矢理)身に纏ったことで神経パスが通り常用できるようになった……と見るべきか。
用語集で詳しく頼む。
「セレナのギアをもう1度――」
「この輝きで私は強くなりたい」
ともあれ、セレナのギアが蘇りマリアの手に渡った。
亡き妹が遺した力なのだ。
ならば、輝きたい。
フォークを輝かせている場合ではないぞ。
「新たな力の投入に伴いここらでひとつ特訓だなッ!」
「「「「「「特訓?」」」」」」
特訓と言えばやたら面白いことになるのがシンフォギアである。
ヘンテコ以外の何でもない特訓ばかりなのだが、その特訓で力を付け迷いを断ち切ることもある。
心身共に効果ありと霊感あらたかだ。
否定派と思われたクリスも映画トレーニングによって翼と互角に渡り合えるほどに成長してしまっている。
金子彰史作品は手にした力に価値があるのではなく、それを使うための努力にこそ価値があるのだ。
なお、オモシロ特訓に慣れているからか、やる気を出す響、特訓も戦場だと真顔の翼、
アレな特訓だとわかっているからか、呆れているクリス、
特訓を知らないため、きょとんとしているF.I.S.組とそれぞれの反応が見られるのがポイント。
「オートスコアラーとの再戦へ向け、強化型シンフォギアとイグナイトモジュールを使いこなすことは急務である」
「近く筑波の異端技術研究機構にて調査結果の受領任務がある」
「諸君らはそこで心身の鍛錬に励むといいだろう」
で、その特訓が水着回だとは思わなかったよ!?
な、何だ、この違和感は……
普通のアニメなら全力でブヒれるはずがシンフォギアで水着回をやられるとシュールギャグとしか思えない。 いや、ぷかぷか浮いているクリスは可愛いなーとか、魔城ガッデムを作っているきりしらは可愛いなーとか思うけど、問題はそこじゃない。
そこじゃないんだ。
逆に言えばその違和感を味方に付け、シュールギャグに昇華させたとも考えられる。
だとしたら、凄まじい演出力である。
なお、その演出力で得られる効果は「やっぱりシンフォギアはおかしい」という一念である。
「これは――」
「ナスターシャ教授がフロンティアに遺したデータから構築したものです」
「光の、球体?」
さて、筑波ということで研究所。あるいはヤンキー。
ともあれ、ここでやっと出てきたフロンティアから入手した異端技術である。 第1話で触れられてやっと話に出てきた。
ここで光の球体という単語が出てくる。
これを聞いて往年の金子彰史を知る者が第一に想像するのはただひとつである。
「そうですね、我々も便宜上、フォトスフィアと呼称しています」
「実際はもっと巨大なサイズとなり、これで約4000万分の1の大きさです」
「フォトスフィアとは一体――」
そして、当然の権利のようにフォトスフィアを出してくる安定感である。
当然の権利のようにWAネタを出してくる。
脚本の人はWAシリーズのトータルゲームデザイナーかな?
さて、そのフォトスフィアにまずシンフォギア側のアプローチから。
このイメージ画像の4000万分の1のサイズと極めて大きいことが伺える。
絵面だけではなかなか想像しにくいのだが、直径50cmと想定すると20000kmと圧倒的な大きさになる。
シンフォギアに馴染み深い月でさえ直径約3400km、地球も直径約12000kmだ。
20000kmとは行かずとも惑星クラス、最低でも衛星クラスはあることが伺える。
ラスダンにピッタリだ。 こんなものを一から作るとなると資材も人材も何百年あっても足りないだろうから、先史文明期にカストディアンが遺した遺産なのだろうか。
次にWAシリーズ側のアプローチから。
これはWA1に登場したダンジョンである。
WA1の敵の魔族の本拠地でありフォトスフィアでの戦いはWA1の中盤の山場となっている。
バリア機能を備えておりそれを突破するためにはシンフォギアでもおなじみ?のアースガルズの力が必要になる。
フォトスフィアは由緒正しき決戦の地である
なお、飛行機能も備わっているが、こちらは大した出番も与えられず海に墜落、沈没することとなる。
さらにWA2にもダンジョン攻略用のアイテム、グッズとして登場している。
しかし、出番がたったダンジョン2回分、そのうちの1回はおまけダンジョンと必須ではない。
その扱いはあまり良いとは言えないだろう。
まぁ、出番がダンジョン1回しかなく、使い方に工夫も何もなかったジャンプシューズよりはマシなのだが……
今回のフォトスフィアは当然WA1の方で捉えるべきだろう。
なお、WA1の詳細な設定としては魔族との大戦期、作中より1000年前に作られた戦闘衛星であり12機作られた。
魔族を迎撃するための迎撃装置なのだが、全て撃墜されている。
そのうちの1機がWA1に出てくるフォトスフィアなのである。
シンフォギアのフォトスフィアも同じような設定である可能性は十分にある。
大きさ的に地球そのものを指している可能性もあるし、フォトスフィアという単語はWAネタでブラフをかけているという可能性もある。
結局は金子のおっさんの匙加減次第!
「そちらの特訓は進んでいますか?」
「なかなかどうして……ッ!」
「タフなメニューの連続です……ッ!!」
緒川さんはどうみてもこうみても不吉な代物の報告を受けた後に、翼と連絡を取る。
なかなかどうしているようだ。
これはシンフォギア特有のオモシロ特訓!
そうだ、水着回なんてただの悪ふざけなんだ。
シンフォギアの王道はオモシロ特訓なんだ……
なお、どちらも悪ふざけである。
って、ビーチバレーかよ!?
お、おかしい!
シンフォギアが、金子彰史がこんな当たり前のイベントをこなすなんてどうかしてる! しないフォギアを越えたことであえて王道に手を出すだけの器を手にしたのか。
そして、その王道がギャグになってしまうことを知っているのだろう。
要するに汚れ芸人ということである。
「おらおらぁーッ!」
「バッチ来ぉーいッ!!」
で、やる気出しまくりなクリス。
バッチ来いと来ましたか。いつの時代だ。
なお、バッチ来いは元々野球用語で「バッター打ってこい」を縮めたものと言われている。
つまり、シンフォギアは野球アニメ。 かつて、WAシリーズは野球スピリッツで作られていると金子彰史は述べた。
ならば、シンフォギアもそうなのだ。そうなんだ。そうなんだよ!
で、ジャンプサーブを外すエルフナインであった。
知識だけでは上手く行かないのであった。
……って、女物の水着?
お○んぽおおおおおおおおおおおおおぉ!
落涙。そして、血涙。
いや、ほら。男の娘に女物の水着は基本だから。
これで生えていないと思う方が短絡的だし……
「背伸びをして誰かの真似をしなくても大丈夫」
「弱く打っても大丈夫」
「大事なのは自分らしく打つことだから」
そんなエルフナインに優しくアドバイスするマリアさんであった。
たしかに無理に真似をするより、自分にできることを過不足なくやる方がいい結果を残せるというものだ。
ただの優しいマリアの本領発揮だ。ううむ、これは頼りになる。
いや、むしろ戦場より日常でこそその持ち味が生きるか。
慈母の星の下に生まれた女、マリア……
「気が付いたら特訓になっていた……」
「どこのどいつだぁ……途中から本気になったのは……」
そんなわけでバカンスを満喫する装者たちだ。
無意識にエロチズムを振りまくクリスちゃん好き。
特訓というのは建前で、ラスボスを倒して一段落ついたところで休暇という狙いがあるかもしれない。
年頃の少女たちの心情を慮った弦十郎の心遣いだろうか。
慮っていない映画トレーニングをやらせることも多々あるけど。
「晴れて良かったですね」
「昨日、台風が通り過ぎたおかげだよ」
「日頃の行いデェース」
今現在、水着という台風が吹き荒れているが、それは置いておく。
何やら台風があったそうだ。
台風……風……ファラ……と連想してしまう。
第7話は第6話からそこそこの時間が過ぎているようなので(ギアの改修を考慮すると1週間以上は確実か)、オートスコアラーの暗躍に気に掛かるところだ。
しかし、このドヤ顔の切ちゃんには手紙を読ませたい。醤油も飲ませたい。
「ところでみんなぁ、お腹が空きません?」
「だが、ここは政府保有のビーチ故――」
「一般の海水浴客がいないと必然売店の類も見当たらない」
「「「「「「コンビニ買い出しじゃんけんぽんッ!!」」」」」」
ここはプライベートビーチ。売店がない。
ならば、コンビニに買い出し! じゃんけんで!
スゴい。シンフォギアでない部分が水着だけでやってることの調子の外れっぷりは実にシンフォギアだ。
いいですね、ブヒれるはずなのに何かブヒれないシンフォギアイズム。大好きです。
夏コミ3日目が終わったのにすけべな薄い本がとらのあなの通販で扱われていないのは伊達ではない。
ザババ組と翼がチョキ、他はグーだ。
JKたちが楽しそうにじゃんけんするのはいいのだが、マリアさんまでやられると、こう、愉快な気持ちになってくる。
マリアさんは優しい気質だし、場の空気を読んでいるとも言えるか。
ともあれ、二課装者もF.I.S.装者も未来もエルフナインもわだかまりなく楽しんでいるというのは実に清々しい。
圧倒的な異次元が形成されているが落ち着いて見るといい場面です。
ブヒるとかそんな感情は不思議と湧いてこないけど。
「翼さん、変なチョキ出して負けてるしッ!」
「――変ではないッ!」
「カッコイイチョキだッ!!」
えー!? 突っ込むのはそこでボケるのもそこかよ!
このカッコイイチョキは是非これから使っていきたいものである。
こうした些細なパーツで個性を出していくのが上手い金子彰史であった。 WAシリーズの焼きそば然り、箸然り、ちょっとしたこだわりで面白みを出していく。
「斬撃武器が……」
「軒並み負けたデェースッ!」
まぁ、武器じゃないけど。
ハサミは文房具だし、ノコギリは工具で鎌は農具だし。
調は常識人ではない……
つまり、切歌は常識人……
ここに来てまたも立証されてしまおうとは……
「好きなものばかりじゃなくて、塩分とミネラルを補給できるものもね」
そんな中で至極常識的な忠告をするのであった。
よもやこの人、本当の意味での常識人なのか……?
切歌の個性が失われてしまう……
でも、醤油には突っ込んでいなかったから常識人ではないか。
ん?
「人気者なんだから、これかけていきなさい」
「……母親のような顔になってるぞ、マリア……」
【速報】マリアはやはりお母さん。
マリア……聖母の名を持つ者……
何かもう気遣いの魔人ですよ、この人。
こんな気遣いができる人なんて緒川さんくらいだと思っていた。
翼を引っ張ったのに姉らしさを感じたが、その裡に秘めていたのはむしろ母性か。
しないフォギアで見せたマリアさんを本編でも見られようとは……
むしろ、本編で日常に生きるマリアを披露したのが初めてか。
やはり、自然体のマリアは魅力的である。
飼いたい。
さて、コンビニ「レベルアップル」だ。
またも当然の権利のようにWAネタである。
「レベルアップル」はその名の通り、レベルを1上げるアイテムだ。
類似品に「わんりょくアップル」や「まりょくアップル」などがある。ダジャレ。
なお、レベルなんて自然と上がるものなので「レベルアップル」はアップルシリーズの中で一番役に立たない。 ともあれ、ポイントカードが充実していそうなコンビニだ。
用語集に期待?
おう、スイカかよ、防人。
見た目美人なのにスイカを抱えているというのが壮絶な違和感を漂わせる。
チョキといい天然ボケを披露する翼であった。
切歌とは違う方向性のボケである。
「切ちゃん、自分の好きなのばっかり」
「こういうのを役得と言うのデスッ!」
つまり、その黒い液体は大好物の醤油かな?
そんな仲睦まじい2人を見て翼は優しい笑顔を浮かべる。
残念ながらこのザババ組との会話はないのだが、心を許していることは十分にわかる。
翼×切歌は互いに高度なボケを延々と連発する面白そうな組み合わせなので、何か話して欲しかったのも本音なのだが。
ボケばかりの漫才が成立するかどうかは別として。
「昨日の台風かな?」
「お社も壊れたってさ」
ビーチに戻ろうとすると破壊された神社が目に付くのであった。
氷柱が生える台風があるか。
でも、シンフォギア世界の台風は氷柱が生えてもおかしくないかも……
ともあれ、事件性100%である。
そして、再びジャリガキ野球部が現れた。 マリアが買い出しに行っていたらトラウマが刺激されてまたセレナったかも……
運が良い?
「みんなと一緒に海に来るなんて、思ってもみなかった」
おう、小生も思ってもみなかったよ。
雑誌のピンナップで水着アピールをしていたとはいえ、本編でも水着が出るとは思わなかった。
いや、普通はそう思うべきかもしれないが、シンフォギアで水着が出るはずがないという先入観に囚われてしまった。
これからは先入観を捨てねばならぬ……
ならば、切歌は常識人ではない……?
ともあれ、未来の言う通りである。
二課装者とF.I.S.装者はかつては矛を交えたというのに、今では互いに心を許し休暇を共に楽しんでいる。
こんな時が来るとは思ってもみなかった。
胸が熱い。
さっきから笑い通しだけど。
「皆さん、特訓しなくて平気なんですか?」
と、ここで特訓のことに触れた。 まぁ、遊んでばかりデスからな。
そろそろ映画観ないとデス。
「暴走のメカニズムを応用したイグナイトモジュールは3段階のセーフティーにて制御される危険な機能でもあります」
「だから、自我を保つ特訓をッ!!」
ここで3段階のセーフティーがあると重要な情報が提示される。
3段階のセーフティーとは一体……
ニグレドモードが1段階目でさらにその先があるのか?
きな臭いニグレドモードだけにまだまだ何かがあるのは間違いなさそうだ。
「夏の想い出作りは十分かしら☆」
ここでシュワシュワ噴水のシャワーと共にガリィが現れる。
キャロルが倒れても計画は終わっておらず、オートスコアラーも再び相対するのであった。
切歌が買い出しに行ってなかったらトラウマが刺激されてまたフィーネったかも……
運が良い?
「――んなわけねェだろッ!」
まぁ、アンタ、やたらと楽しんでましたからな。
バッチ来いしてたし。
夏の想い出作りは不十分なりよ。
「Killiter Ichaival tron――」
変身バンク@水着! そういうのもあるのか!
水着を着たまま、戦場になればそうもなろうものである。
あ、クリスの変身バンクは言うまでもなく、胸がぷるんぷるん揺れるカットが好きです。
あの重量感と柔らかさは雪音クリスだけの武器である。
2回目の「TRUST HEART」と共にクリスの弓が唸る。
もうちょっとでクリスのキャラソンも発売されるし、宣伝の意味でもジャストタイミングである。
そんなクリスの攻撃だがごくごく当たり前のようにかわされる。 ガリィ得意の幻術である。
装者の中では戦闘力が高い部類のはずなのに悲しいね。
裏に回られて吹っ飛ばされる。
その時にどんな攻撃で吹っ飛ばしたのかを描写しないのがミソ。
よくわからんけど圧倒されたので吹っ飛ぶのはお約束なのだ。
「マリアさんッ!」
「2人はお願いしますッ!!」
ここは俺に任せて先に行けと響は非戦闘員をマリアに託す。
まぁ、そんな役割が似合いますからね。
ともあれ、一時期は不穏だった響とマリアの関係も修復したようだ。
あれは互いに不安定な時期だったから仕方なかったのもあるか。
「キャロルちゃんからの命令もなく動いているのッ!」
「さぁねぇ☆」
ラスボスがいないのに戦うオートスコアラーであるが、その真意を語ることはなかった。
錬金術師サイドの目的は未だに謎のままなのであった。
そして、相変わらずの性悪顔。
さすが防盛りの前で特盛りを見せびらかす人の性格の一部を継いでいるだけのことはあるぜ……
もはやいつも通りのやられ役になったアルカ・ノイズだ。
全方位攻撃にあっさりとやられていくのであった。
なお、今更ながらアルカ・ノイズは常に同じカラーリングで、旧ノイズのようにシンフォギアを纏うことによって色が変わることがない。
これは位相差障壁がないことの表れか。
なお、カラーリングの変化について説明されたことはない。
バリアコーティングの展開によるものか、位相差障壁の無力化によるものかは謎である。
後者はシンフォギアシステムの持ち主の攻撃の瞬間に無効化しているので、バリアコーティングと見るのが妥当だろうか。
「あれはッ!?」
「もしかすると、もしかするデスかッ!」
「行かなきゃッ!」
さて、空中で爆発は事件の象徴であることが第2話で触れられている。
そんなわけで通信の前に事態を悟る装者たちであった。
しかし、今は目の前に一般市民がいる。
いつもならS.O.N.G.の隊員がやってくれることだが、生憎遠征しているので力を借りにくいだろう。
そのため、市民のその避難を考えなければいけない状況だ。
「ここは危険ですッ!」
「子供たちを誘導して安全なところにまでッ!」
こんな時に役に立つのがシンフォギア世界の大人。
立派な大人ばかりのシンフォギア世界なら、道すがらのREIDEE(ライディー?)の店員に頼めばきっと!
「――冗談じゃないッ!!」
「どうして俺がそんなことをッ!」
バカな!? 大人に断られた!
挙げ句、いの一番に逃げ出すシンフォギアでは稀に見るクズモブであった。
子供のピンチに力を貸さないなんて何とダメな大人……
もっとも、シンフォギア世界ではありえない出来事であるが、現実的に考えればよくいるタイプの人間とも言える。 災厄を前に自分の保身を何よりも優先するのはごく当たり前のことなのだ。
また、シンフォギア世界はライブ会場の惨劇のように保身の結果、被害が広がったこともある。
(ライブ会場の犠牲者12874人のうち、ノイズの被害者は1/3で残りは逃走中の将棋倒しによる圧死などである)
劇中では描かれないがこのような人の醜さが根底に走っているのがシンフォギア世界である。
相変わらず妙なところにリアリティを感じさせるのが金子彰史作品であった。
とはいえ、こんな人が作中に出てこようとは……
むしろ、新鮮である。
「大丈夫ッ!」
「慌てなければ危険はないッ!」
なので、翼が子供たちを守るのであった。
翼の圧倒的なネームバリューを以てすれば子供たちを従わせることは容易だろうが、この結果、戦闘に駆けつけることができなくなるのだった。
あのクズモブが頑張っていれば……
黒服やアメリカ軍人のような悪いモブはたくさんいれど、先ほどのような悪さえ背負っていないただのクズのモブは初めてか。
「オートスコアラーは……みんなから引き離されているッ!?」
「まさか、マリアさんの方にッ!?」
戦いながら響はガリィがいなくなっていることに気付く。
もはや雑魚と化したアルカ・ノイズだが、旧ノイズ同様に相当に時間がかかるのは変わらない。
ニグレドモードを使わなければたかだか3000とは行かないのであった。
そして、即抜剣と行かないことから、そのリスクを考慮し可能な限り通常モードで戦おうとしていることが伺える。
そこを踏まえて分断作戦を行ったのか。
相変わらず頭のいい錬金術師サイドであった。 ニグレドモードによって局地的な火力では勝つことができるようになっても、戦術的にも戦略的にも不利なS.O.N.G.であった。
「見つけたよ、ハズレ装者ッ!」
そして、狙うのはマリアであった。
自分たちのラスボスを倒している装者2人を相手にするより、マリア1人に狙いを絞った方が何倍もやりやすい。
性悪なだけあってちゃんと考えている。
そして、相変わらずマリア大好きなガリィであった。
制作陣にお願いしにいったのはマリアとのカップリングを作って欲しいからかな?
薄い本にくれ。
「さあ――いつまでも逃げ回ってないでッ!」
得意のアイスソードで襲いかかるガリィであった。
って、変身する前に倒しちゃうんじゃなイカ?
歌よりも銃弾は遙かに速く躊躇なく命を奪うって言っていた黒服もいたし……
一瞬で済むようで実戦となると致命的な隙となるのがシンフォギアの変身なのだ。 第1期第10話では回避しながら聖詠を歌おうとするとむせてしまうという例もあるでよ。
「Seilien coffin airget-lamh tron――」
それに対し躊躇せず聖詠!
その歌はアガートラームの聖詠だ。
迷いがなくなったマリアにアガートラームは答えてくれた。
マリアを信じるセレナの意志を体現しているかのようだ。
さらに紙一重でガリィのアイスソードをかわす。
って、すげえな、この人!
GXで改めて判明しているのだがマリアのフィジカルは異常なくらいに高い。 ファラの一撃をかわしてカウンターの延髄斬りを浴びせたのを皮切りに、超跳躍で聖遺物のペンダントを手にしたり、血涙を流すほどのバックファイアを受けても平然としていたり、マリアのフィジカルは装者の中でもトップクラスなことは疑いようもない。
だから、油断があったとは思うが、ガリィの一撃をかわすほどの動体視力と身体能力を見せつけた。
さらにカウンターで男女平等パンチだ。
いや、まぁ、マリアさんも女性なので性関係ないのですが。
ともあれ、生身でかわしたのも凄まじいが、カウンターで左ストレートをぶちかますのも凄まじい。 さらにこれらのアクションを聖詠を歌いながら行っている。
歌手としても、操縦士としても、運転手としても、お母さんとしても、格闘家としても一流である。
多才と言わざるをえない……恐ろしいまでの完璧超人っぷり……飼わなきゃ……
なお、パンチは金子彰史としては必殺技に分類されている。
なので、WA4ではガウンがミサイルにパンチした。
WAXFでもラスニールがパンチでゴーレムのバリアを砕き、ラスニールの娘のアレクシアは剣を捨ててパンチした。
シンフォギアでも響がパンチで幾度も場を盛り上げているし、金子彰史作品の見せ場はパンチと共にあるのだ。
なお、やりすぎてギャグになることはままある模様。
「銀の、左腕……ッ!?」
そして、ギアを纏う!
第2期第6話で響が見せた聖詠を歌いながらも聖剣とそっくりである。
似た物同士なだけはある。
だが、それを融合症例ではなく第2種適合者がやろうとは……
迷いをなくしたマリアはどこまでも強い。
ガンダムで例えるとリディ少尉。黒いしグレるし。
「マリアさんッ!? それは――」
「新生アガートラームですッ!!」
新たな戦歌「銀碗・アガートラーム」と共に復活したアガートラームが戦場に舞い降りる。
金子彰史作品におけるアガートラームの代名詞、銀の左腕が強調されたアシンメトリカルな外見でアガートラーム度アップだ。
なお、金子彰史は左右非対称が大好きで、ヴァージニアやラクウェルの髪型を初めとしてわりと事あるごとに左右非対称にしている。
そんな左右非対称がついにシンフォギアでも!
つまり、マリアさんはヒロイン。異論は認める。
「銀碗・アガートラーム」は偽りの自分を歌った「烈槍・ガングニール」と違って、強くなりたいというマリアの本心を歌った歌となっている。
セレナの想いを本当の意味で継いだマリアの心が表れているのだろう。
なお、「銀腕」ではなく「銀碗」となっている。
誤字か、それとも器という意味か。
アガートラーム自体、ある種の器としての運用がされることがあった。
WA2は完全にそれである。
なので、その点を強調した意味合いなのだろうか。
「あの時みたく、失望させないでよ☆」
わぁ、この人、メッチャ期待してる。
アガートラームの初運転かつLiNKER事情が怪しいと期待するのは厳しそうなのですが……
何かもうカップリングを完成させる気満々だ。
まぁ、相性はいいと思います。
ともあれ、自分だけの力を手にしてマリアは吠え叫ぶ。
まずは大量のダガーを生成、一斉投射する「INFINITY†CRIME」だ。
「無限の罪」の意味はマリアの背負った罪への贖罪の表れか。
ともあれ、雑魚相当にピッタリの技だ。
万能型のマリアらしい技である。
「HORIZON†SPEAR」-ほらいぞんすぴあー-
マリアの必殺技。
†が必ず入ります。
— 上松範康Elements Garden (@agematsu) 2013, 7月 26
そして、ついに必ず†が付くマリアの必殺技の設定が回収された。†が必ず付くと仰っても今の今まで「HORIZON†SPEAR」しか必殺技がなかった。
2年の時を経てやっと回収されたことに感動を隠せない。
そして、この
何せアガートラームのアームドギアはダガーだ。 マリアにピッタリの記号と言えよう。
ただの中二病と嘲ることはもうできぬのだ。
いいな! 絶対に二十歳越えて中二病とか言うなよ!
強いのは必殺技だけでない。
巧みなダガー捌きでアルカ・ノイズたちを両断していく。
さすがは装者の中でも強者組である。
また、技巧派なマリアにとってパワーに頼る面が目立つガングニールより、ダガーで小回りの利くアガートラームの方が得意なのだろう。
ベストマッチである。
やっと私に合うギアが見つかった。
本当の実力が出る良いギアだ。
(特訓用のLiNKERが効いている、今のうちにッ!)
さて、不安だったLiNKER事情だが特訓用のLiNKERというまさかの単語が出てくる。
何だね、それは。どういうことだね、それは。実戦用とかあるのかね、LiNKER。
調と切歌が奏LiNKERを限界まで使ってくれたことで研究が進み、F.I.S.組がある程度安定して使えるようなLiNKERを作れたのだろうか。
ともあれ、LiNKERを打っているのなら血涙の心配はなさそうだ。
血涙は1クールに1回まで。いいね。
「イグナイトは諸刃の剣」
「あまり無茶をしてくれるなよッ!」
とはいえ、不安要素が大きいのは変わらず。
抜剣することは第1種適合者でさえ危険なのだから、第2種適合者となればなおさらだろう。
だが、マリアは率先して無理をする人だ。
まぁ、装者はそういう人ばかりなのだが。
さらに逆手蛇腹剣が縦横無尽に暴れ回る「EMPRESS†REBELLION」でアルカ・ノイズを一掃だ。
短剣をしっかり作画している作画班の妥協なき血涙によって出来上がった逸品である。
蛇腹剣の軌道は直線的に鋭角に曲がっているため、軌道を読むことは難しそうだ。
雑魚にもボスにも有用だろう。
これまた器用なマリアらしい必殺技である。
「うわー☆」
「わたし負けちゃうかもー☆」
このマリアの大活躍にガリィは絶望する。
勝った! ついにマリアが勝った!
マリア・カデンツァヴナ・イヴらない!
「なんてね☆」
大活躍をしても一瞬で逆転されてしまうマリアだった。
負けた! やっぱりマリアが負けた!
マリア・カデンツァヴナ・イヴった!
ラスボスを倒したと言えど、錬金術師サイドは外れなしの強者揃い。
自分に最適のギアを纏い迷いをなくしたマリアでも一蹴されるほどの力を持つオートスコアラーであった。
やはり、油断ならぬ。
「強い――だけど……ッ!」
「聴かせてもらうわ」
だが、今のマリアは迷わない。
勝利の鍵を持っているのなら迷わず使う。
イグナイトモジュールに手をかけ、それを誘うガリィであった。
キャロルといい相変わらず抜剣を誘っている。
まだまだ錬金術師サイドの手の内で踊らされているのか……
「イグナイトモジュール――抜剣ッ!!」
ともあれ、まさかの2話連続の抜剣だ。
胡散臭い設定があるから乾坤一擲の必殺かと思いきや、けっこう常用するようだ。
F.I.S.装者はLiNKER必須なので抜剣するのはなかなか勇気がいると思うのだけど……
逆に言えば常用しなければ勝てない相手が錬金術師サイドである。
戦力的に圧倒できていないのは変わらないのであった。
さて、マリアも破壊衝動と戦うことになるのだった。
今頃、フィーネを騙っていた時代を思い出して身悶えているのだろう。
しかし、今のマリアは迷いを断ち切っている。
再臨したフィーネとして、例えそうでなくても世界のためなら非道も辞さずウェル博士に従う覚悟でいるんだ!
この衝動に塗り潰されてなるものか!
「あれれ」
この衝動に塗り潰された!
これにはガリィも拍子抜け。
まぁ、マリアさん、いつもこうだよね。
頑張ると決めた矢先にとりあえず躓くのがマリア・カデンツァヴナ・イヴだ。
何せ全世界ライブで「烈槍・ガングニール」を歌ってずっこけた過去を持つ。
筋金入りなのだ。身悶えてな!
「獣と堕ちやがった」
とはいえ、暴走状態なら出力は上がっている。
なら、そのパワーで圧倒……できない。
ガリィに簡単にいなされている。
錬金術師サイドは力だけでは勝てない強敵であることがわかる。 キャロルも暴走したからと勝てる相手ではなく、ニグレドモードに至ることが勝利の必須条件なのであった。
「あれは、暴走ッ!?」
「魔剣の呪いに呑み込まれてッ!」
遅れてやってきた響たちは暴走するマリアに驚く。
あのただの優しいマリアが暴走するとなれば衝撃も大きいだろう。
そういえば、響は暴走した装者を見るのは初めてだ。
こんなことになっていたんだよ、暴走のプロ。
「いやいや、こんな無理くりなんかでなく」
大暴れするマリアに対し呆れる余裕まで見せているのであった。
一見頭悪そうなミカでさえ戦術的な判断力に優れている。
ならば、性悪のガリィともなれば力押しだけの相手を対処するのはチャメシ・インシデントか。
ラスボスが敗れたとはいえ、軍勢としても個々としても弱みを見せない錬金術師サイドなのであった。
「――歌ってみせなよッ!」
「アイドル大統領ッ!!」
さらにアイアンクローで力でも圧倒してみせる。
顔面のみならず黒歴史も丸ごと鷲掴みだ。
ともあれ、技術で翻弄するだけならまだしも、パワーでも暴走状態の装者を圧倒したガリィだった。 こりゃニグレドモード必須だ。
また、キャロルを倒したからと脅威が去ったわけではないこともわかる。
シンフォギアに消化試合は似合わない……
というわけで無事にマリア・カデンツァヴナ・イヴりましたぁー!
大復活かと思いきやそうはいかなかった。
また、イグナイトモジュールの危険性が改めて示唆された。 一歩間違えれば暴走する危険物なのであった。
「自棄っぱちで強くなれるなどとのぼせるなッ!」
圧倒するだけでなく激励まがいの言葉までかけてくれるガリィであった。
わぁ、天使だ。
ハンカチで手を拭いているのもポイントが高い。
多分、ヨダレか何か付いたよ。
「ハズレ装者にはガッカリだ」
「フンッ!」
というわけで、恒例の圧倒してからの撤退であった。
段々恒例行事になってきた。
そんなんじゃ経験値入らんぞ。
ガッカリと言いながらわざわざ絡むガリィちゃんはツンデレ。
キャロルといいミカといい寺島詩織といい多方面にカップリングが多彩だ。
「勝てなかった……」
「私は、何に、負けたのだ――……」
今のマリアに迷いはない。
LiNKERもギアも揃って戦う力はある。
未だかつてない万全の態勢である。
なのに、勝てなかった。
何に負けたのか自問するのであった。
あれかね、アイドル大統領時代かね。
1話分しかないしあれが全盛期だったけど。
「派手に立ち回ったな」
「目的ついでにちょっと寄り道よ」
さて、戻ってきたガリィだったが「べ、別にアンタに逢いに来たわけじゃないんだからね! ついでなのよ、ついで!」みたいな状況だったらしい。
このツンデレめ!
ともあれ、寄り道ということはやはり神社を破壊したのはガリィのようだ。
まぁ、台風で氷柱はできんわな。
台風を少しでも疑ったあの世界の住民はどうなってやがる。
そして、あの神社を襲った理由はレイラインの解放か。
意外と地道な仕事が多いオートスコアラーであったとさ。
「自分だけペンダント壊せなかったのを引きずってるみたいだゾ♪」
「うっさいッ!」
「だから、あのハズレ装者から一番にむしり取るって決めたのよッ!」
あ、そこ、気にしてたんだ!
任務を遂行することで何か得られる特典でもあるのだろうか。
ラスボスになれるとかそんな。
ともあれ、マリアに絡むのにもカップリングとかそういうものではなく理由があるようだ。
キャロルがいなくなっても人形が目的を遂行しようとする。
一歩間違えれば怪談だ。
キャロルの絶妙な調整のおかげで愉快な仲間たちになってるけど。
「ホント、頑張り屋さんなんだから」
「ワタシもそろそろ動かないとね」
あ、地味さん! 本当に動くんですか!
ともあれ、お姉さんみたいなことを言うのだった。
マリアがお母さんキャラになってしまった以上、お姉さんキャラは空席だ。
上手く行けばむしり取れるぞ。
まぁ、だからとて地味さを拭えるかは別なのだが。
(一番乗りは譲れない――……)
そう言いながらガリィはあみだくじこと謎の垂れ幕を見やる。
ガリィの発言の真意はわからない。
だが、ガリィの反応から垂れ幕に意味があることは明らかだ。
一番乗りもガリィの野望?にとっては必要不可欠なのだろう。
一番乗りすると金子のおっさんのサインをもらえるのかな?
なお、キャロル城が動き出したからか、歯車の音が絶えなく鳴っている。魔城ガッデム。
そういえば、金子のおっさんは歯車系ギミックが好きだったなぁ……
「どうして、優位に事を運んでもトドメを刺さずに撤退を繰り返しているのだろう」
「ああ、言われてみればとんだアハ体験デスッ!」
「いちいち盆が暗すぎるんだよな」
さて、優勢に立っては撤退を繰り返す錬金術師サイドだが、ついにS.O.N.G.の面々にも突っ込まれた。
たしかに明らかに不自然だ。
もし本気で殲滅にかかっていればS.O.N.G.は既に全滅している。
踊らされていることは明らかだろう。
でも、切ちゃん、アハ体験の使い方ってそれでいいんですか?
クリスもクリスで対抗せんでもよろしい。
こんな連中だから水着に違和感しか生まれんのだ。
「気になるのはマリアさんの様子も」
「力の暴走に呑み込まれると、頭の中まで黒く塗り潰されて、何もかもわからなくなってしまうんだ……」
未来はマリアを気遣う。優しい。
この言葉を受けて響は暴走の実体験を語る。
その暴走経験、実に5回である。(第1期第3話・第5話・第12話・第13話・第2期第6話。第1期第1話は微妙なので除外)
まぁ、よくわからなくなるということですな。
アレデスよ。黒歴史ノートを見つけてうわーとなるような。
マリアは黒歴史……もとい過ちが多いだけにイグナイトモジュールの過負荷に耐えるのはかなりの試練だろう。
(人形に救われるとは情けない……)
(私が弱いばかりに魔剣の呪いに抗えないなんて……)
(強くなりたい――……)
頭に包帯マリア。
暴走の原因は自分の弱さにあると責めるのだった。
うむ、いつものマリアコースお待ち!
マリアは苦難に陥るととにかく自分を責める。
他者に転嫁しないのは責任感の表れでもあるが、それだけに追い込みやすいし視野狭窄になりがちだ。
何かドヤ顔で水着を披露したのが遠い昔のようである。
何でこの人、あんなにドヤ顔だったんだろう……
いや、誇りたくもなる見事なスタイルなのは万人が認めますが、悩殺とかそんなキャラじゃなかろうて。
というか、同性ばかりで悩殺できん。
「ごめんなさい」
「皆さんの邪魔をしないよう思ってたのに」
「邪魔だなんて」
「練習、私も付き合うわ」
さて、そんな中で一人でバレーの練習をしているエルフナインがやってくる。
マリアは脅威の母性力でエルフナインの練習に付き合うのだった。
凹むだけでなく周りのことを気遣える辺りは成長している。
母性をくすぐるエルフナインが相手だから、なおさら母性力が発動しやすくなっているのかも。
うん、こんなエルフナインが生えていないわけがないな!
背伸びをして誰かの真似をしなくても大丈夫。
大事なのは自分らしく生えていることだから。
「いろいろな知識に通じているエルフナインならわかるのかな」
「だとしたら、教えて欲しい」
「『強い』って、どういうことかしら……」
そんなエルフナインにふと自分の悩みの一端を聞く。
強さを今のマリアは追いかけている。
今のマリアは凹むことはあれど十分強い気はする。
異常なフィジカルはもちろん、誰かを守るために迷わずに戦う姿は第2期から確実に成長している。
また、こうした悩みを打ち明けるようになったのも成長の証だ。
第2期は悩みを打ち明けられず潰れた。
今のマリアは誰かを信じられるようになったから、こうして自分を誰かに預けるようになった。
こうしてたしかに成長しているのだが、いまいち戦績が伴わないマリアである。
「それは、マリアさんがボクに教えてくれたじゃないですか」
そんなマリアに強さの意味をマリア自身が教えてくれたと返すエルフナインだった。
予想外の返答にマリア自身が驚くのだった。
迷いなく行動する意志力、オリンピッククラスの超フィジカル、周りのことを気遣える母性力を持つスペックだけなら最強クラスのマリアだが、自分のことはあまり見えていないのであった。
その辺の穴がマリアが綺麗なキャラではなく可愛いキャラとしているのだろう。
なお、同じ穴でも変な形をしている翼はおかしいキャラと認識されます。
「お待たせ☆」
「ハズレ装者ぁ☆」
ここでシュワシュワ噴水のシャワーと共にガリィが現れる。
もう手紙を弄るのは止めて差し上げろ!
これからの切歌弄りの時代は醤油とおきてがみだから!
なお、手紙はクラシックな切歌弄りとしてこれからも味わうべきかと。
ともあれ、日に2度の襲撃である。
どんだけマリアさんが好きなんだ。
そして、性急に計画を進めようとしていることも伺える。
「今度こそ歌ってもらえるんでしょうね」
包帯を投げ捨てて立ちはだかるマリアだ。
こういう仕草はカッコイイマリアであった。
戦いもカッコイイけどわりとすぐにコケるのが難点。
高身長に巨乳だから重心が崩れやすいのかな?
「Seilien coffin airget-lamh tron――」
聖詠を歌い本日2度目のヘシン!
今度は変身バンク付きだ。
調同様の手ブラが少女の証明。
特徴的なアシンメトリカルな銀の左腕はもちろん強調されている。
なお、ほぼ揺れない。
クリス並みの豊満さなのに、ぶるんぶるんとたわわに揺れない。
代わりに全身バランス良く見せている。
つま先からてっぺんまで均衡の取れた蠱惑的なスタイルを持つマリアらしい。
戦い方もバランスがいいし本当にマリアはバランスキャラだ。
なお、バランスキャラは器用貧乏になりやすい法則……
「ハズレでないのなら、戦いの中で示してみせてよッ!!」
この感情、まさしく愛か!
何かもうマリアへのこだわりが露骨な愛としか……
その辺の描写がちょっとあざとくなったGXであった。
いいぞ、もっとやれ。
元を辿れば第1期の時点であざとい部分はそれなりにあざとかったしおかしくはない。
なのに、そうと受け取らせないシンフォギアはやっぱりおかしい。
ともあれ、相変わらず器用さでアルカ・ノイズをなぎ払うマリアであった。
ダガー形態ではリーチの短さに困り、逆手蛇腹剣形態では操作難度に困る難度の高そうなアームドギアなのだが、完全に使いこなしている。
これに加えていざとなれば素手でも戦えると来ている。
やはり、マリアは技巧派の模様。
同じく技巧派の翼と仲良くなるわけである。
さて、そこでついにファラが動き出す。
薔薇を口にくわえ派手に……地味に消えた!
ま、まぁ、風使いはステルスだよね。ジョジョでやってた。
正直、メッシーナ師範が瞬殺された時は笑った。
とはいえ、何というか、地味に消えた……
いや、自分の地味さを把握しきっているのは見事なのだが……
そんな地味な女だがNINJAの目は誤魔化せない!
装者たちが見落としたファラの潜入をNINJAは悟った!
「どうかしたんですか?」
「いえ……大丈夫です」
「きっと――……」
NINJA、見落としたァー!
敵のメタルギアソリッドをいとも簡単に許すと危ないと思うのですが……
ともあれ、緒川さんは超人であれど完璧ではないのだった。
優秀なOTONAたちをも翻弄する錬金術師サイドであった。
緒川さんが不甲斐ないというより錬金術師サイドは手練れと評価するべきだろう。
思い返せばフィーネさんは土壇場の一発勝負にかろうじて勝って事を進められたとはいえ、かなり対応されてじょじょに手を封じられていた。
科学者だから戦術的には素人というのもあるが、あれは二課の優秀さが伺えた一コマであった。
さて、バランス型のアガートラームは
S.O.N.G.サイドではクリスのリフレクター以来のバリア持ちだ。
剣も盾もできるとは本当にバランス型……
何だかガンダム00のガンダムみたいだ。あいつら、ひとつの武装で攻撃も防御もできるのは日常茶飯事だし。
「強く……強くならねば……」
「強く――ッ!!」
しかし、ガリィのゲロビを防ぎ切れない。
あるいはガード中に冷凍攻撃でめくったのか、マリアは凍結されるのであった。
うわぁ、昭和臭がする……
しかし、強くあらねばならぬとマリアは決意した。
だからこそ、アガートラームを纏っている。
凍ったくらいではへこたれぬ!
ステータス異常は治ったけどへこたれたー!
うむ、活躍の次の瞬間、へこたれる。
マリア・カデンツァヴナ・イヴの伝家の宝刀が幾度にも渡って冴え渡るのであった。
日常でもただの優しいマリアっぷりを披露しているし、外野でも熱心なファンも活躍しているし、まさに多方面に渡ってのマリア回である。
「――てんで弱すぎるッ!」
でも、辛口レビュー。
愛故に?
まぁ、頑張ったかと思ったら凹む姿を見せられれば少しは辛辣にもなる。
怪獣アゲテオトス。
「その力、弱いアンタに使えるの?」
「私はまだ、弱いまま――」
「どうしたら、強く……ッ!!」
イグナイトモジュールに手を伸ばすが、ガリィに突っ込まれる。
そして、メッチャ狼狽するのであった。
今日もマリアは元気に最短で最速で一直線にマリア・カデンツァヴナ・イヴっておられます。
おそらくはニグレドモードの起動を企んでいるガリィとしても、ただ抜剣されても再度暴走でトラウマをつついてあげる必要――次は全裸中継辺り――が出てくる。
なので、あえて制止する必要があるのだ。
機微を知り尽くしておる喃、こやつ。
「――マリアさんッ!!」
「大事なのは、自分らしくあることですッ!」
惑うマリアにエルフナインは叫ぶ。
それは自分らしく打てばいいというマリア自身の言葉だった。
思えばマリアは自分に寄る辺を置けていなかった。
第2期の頃は使命や悪に身を置き、今はまだなき強さに身を置こうとしている。
そうなったのは亡きセレナへの負い目などが関わっているだろう。
ある意味、自分に自信を持っていない響と同じ境遇である。
「弱い――そうだ」
そんなマリアだがエルフナインの言葉で変わったのか、自分の弱さを受け止めた。
この反応にはガリィもオモシロフェイス。
何度面白い顔をすれば気が済むんだ。
いいぞ、もっとやれ。
「強くなれない私に、エルフナインが気付かせてくれた」
「弱くても、自分らしくあること」
「それが、強さッ!」
「エルフナインは戦えない身でありながら、危険を顧みず勇気を以て行動を起こし希望を届けてくれた」
「エルフナイン、そこで聞いていて欲しい」
「君の勇気に答える歌だッ!!」
マリア自身の魅力がこの話では描写されてきた。
皆を自然と気遣う優しさを見せた。
生身で異常なフィジカルだって見せつけている。
マリア自身は既に十分な強さを持っているのだ。
だが、マリアにとって自分を信じるということは何よりも辛いことかもしれない。
天才を妹に持っているし、今も周りには才能に溢れる第1種適合者、自分を救ってくれた合わせ鏡の響がいる。
自分に不足を感じるばかりで自分を信じることができなかったことだろう。 しかし、そんな自分を認めてくれた少女(いや少年だ、少年!)がいる。
振り返ればマリア自身の優しさに惹かれて、調も切歌もマリアの力になろうとしている。
今回も響だってマリアを信じたからこそ、大切な人である未来と仲間のエルフナインを託すことができただろう。
ならば自分を信じることがマリアにとって強くなるということなのだ。
決意したマリアは再度抜剣、イグナイトる。
二課装者でさえ3人の心をひとつにしてやっと乗り越えた壁である。
独りで衝動の重さに耐えられるのか。
(狼狽える度、偽りにすがってきた昨日までの私……)
(――そうだッ!)
(らしくあることが、強さであるならッ!!)
(私は弱いまま、この呪いに叛逆してみせるッ!!!)
だが、今のマリアは独りじゃない。
自分を信じてくれる誰かがいるし、何より自分を信じる自分がいる。
だから、マリア・カデンツァヴナ・イヴはマリア・カデンツァヴナ・イヴのまま、呪いに叛逆するのであった。
今のマリアはただの独りだがただの独りではないのだ。
アガートラームは1人で抜くものではない!
弱さを受け止めたマリアもニグレドモードだ!
適合係数を除いた能力値は抜群に高いのがマリアである。
弱さを受け止め強さに変えたのなら、たった独りでもダインスレイフの呪いに抗えたのだった。
白銀のアガートラームが黒くなったのはもったいない気もするが、これはむしろ原点回帰である。
WA2の漆黒の変身ヒーロー、ナイトブレイザーはアガートラームが関与しているからだ。 何かもう、アクセスッ!って感じだ。
しかし、こう、シルエットがナイトブレイザー的な……
なお、真っ黒のナイトブレイザーは本来白銀だがあまりの熱量で生まれた炭によって黒くなっているという設定があるとか。
何だそのマニアックな設定は。
WA2発売10年以上経って明らかになった設定である。
このnot設定マニアめ!
「銀色の左腕に愛を込めて――」
そして、エルフナインの勇気に答える戦歌「銀碗・アガートラーム(IGNITED arrangement)」だ。
新曲が披露されたと思えば、マッハでアレンジver!
GXは本当に出し惜しみがない。
もったいなささえ漂う豪快な楽曲構成である。
なお、銀じゃないじゃん。黒いじゃんというツッコミは禁止。
あまりの熱量で炭が付いているんだ……
「弱さが強さだなんて、とんちを効かせすぎだってッ!!」
まぁ、背景を知らんと電波発言ですよね。
ともあれ、今度はダガーをクロスボウに見立てた連射だ。
ハヴェリンかな?
翼とクリスのいいところにさらに逆手蛇腹剣ならではの変化球を加えた技構成だ。 マジバランス型……
「いいね、いいねぇッ!!」
これにはガリィもご満悦。
砂浜で対峙してOPの再現は完了だ。
OPのオートスコアラーと向かい合うシーンはこまめに場面が切り替わっているし、今後もOP再現シリーズは続くのだろうか。
一刀両断! ナムアミダブツ!
と思ったら幻術で泡が出るのだった。
今度はそれを迎撃!
……いや、そこに本体はないと思うのですが。
まぁ、マリアさんってプチプチ好きそうだよね。
「アタシが一番乗りなんだからッ!!」
本体は背後に現れる。
得意の幻術使い放題である。
あまり使われると慣れられると思うのですが……
とはいえ、幻術は連携でこそ生きるものであり、ミカとの連携は完璧と言えるほどのものだった。
だが、単騎だと回避目的が主体となってしまうため、あまり活かせないのかもしれない。
ともあれ、一番乗りを主張するガリィだ。
そんなに金子のおっさんのサインが欲しいのか。ください……
「弱くてもいいッ!」
「平凡な拳でもいいッ!!」
そんなガリィに再度攻撃を仕掛けるが、かつて槍を防がれたようにバリアで阻まれる。
両手を使わない余裕スタイルだ。
だが、弱くても平凡な拳でもいいと受け止め、その上で走り出したマリアは強い。
今、再び全盛期が訪れているぞ。
私が
「絶対突き出すことッ!!」
かつては阻まれて終わったバリアだが、全力のマリアは見事に突き崩す。
暴走状態並みのパワーを持つガリィだが、そのパワーに加え心が合わさった心技体パーフェクトマリア、パフェマには分が悪いようだ。
これにはビックリのガリィちゃん。
いちいち面白い顔をするので作画班も楽しそう。
変な顔させても作画割れで誤魔化せそうだし楽そう。
「この手覚えているのならッ!!」
再び男女平等ジェットアッパー!
車田吹っ飛びで高く飛び上がるガリィであった。
メッチャ面白い顔をしているので幻術の可能性はゼロだ。
脳を揺らす殺人アッパー……
そして、素手でも強いマリアらしい一撃であった。
せっかく小回りが利く武器を手に入れたのに殴ってしまうのは元ガングニール装者だからか。
響はもちろん、漫画版では奏も殴っている。
やはり、パンチは金子彰史作品における必殺技だ。
「悔しささえも辱めでも、何でもぐっと握ってッ!」
「今この身は炎となるッ!!」
要約、黒歴史も全部受け止める。
マリアの弱さの象徴である辛く恥ずかしい過去も受け止めると歌った。
これは弱点ないわー。ないわー。
アガートラームを大剣化、上げて落とすメテオスマッシュの完成だ。
散々上げて落としてきたガリィに対する意趣返しか。
まぁ、上げて落とすどころか一刀両断しちゃうのですが。
「一番乗りなんだからぁッ!?」
「泥にまみれた奇跡も天は見てくれている――ッ!」
セレナァァァァァアアアアアアアアアアアッァアアアアアアア!!
自分の弱さを認め、強さへと変え、最後に叫ぶのは「SERE†NADE」!
これはセレナにすがったマリアの弱さも受け止めた証左であろうか。 散々、ネタにされたマリアのセレナ発言だが、こうして輝く瞬間があろうとは……
いや、初回は笑っちゃいましたけど。
ここまで輝かれると如何に可愛い可愛いガリィちゃんと言えど爆発四散! ナムアミダブツ!
なお、爆発の瞬間に人形らしさも爆発した。
あ、こうなっているんだ。
ウォーズマンみたいに素顔を見せないのは正解でしたな。
「これがマリアさんの強さ……」
「弱さかもしれない」
「でも、それは私らしくあるための力だ」
「教えてくれてありがとう――」
マリアは独りでオートスコアラーを打倒してのけた。
まさに単独ホームランである。
自分を信じられなかったマリアだからこそ、あえて独りで戦い勝ったことに価値がある。 これでより強く誰かを支えられることだろう。
テーマ、独立。
強さもアップ。優しさもアップ。
「お疲れ様、ガリィ」
「無事にワタシは目的を果たせました――」
二課装者に続きマリアも激勝を果たした。
だが、これも錬金術師サイドにとっては計画のうちだった。
ファラは面白い芸を見せて自己を確立しようとしているし……
舌にある何らかのメモリーカードは間違いなくフォトスフィアか。
そうなると錬金術師サイドの計画はニグレドモードの起動のみならずフロンティアの起動も含まれる恐ろしく入り組んだモノとなる。 それだけに計画は入念に作られたものであり、破綻なきよう細心の注意の元に行っていることは想像に難くない。
錬金術師サイドの策が嫌らしいのはそうした事情からか……
また、キャロル城の歯車は動き出し、ガリィの座からは光柱が立ち上る。
さらに垂れ幕にも謎の文様が……
ガッデム!
これでオートスコアラーにとって倒されることも計画のうちであることがわかる。
自分の死さえも計画の一部に組み込む恐ろしさよ……
ともあれ、勝利は勝利。
夏だ! 海だ! 花火だ!
くそう、シンフォギアのくせに全力で夏を満喫してやがる。
クリスなんて拳銃型の花火を堪能している。
ジャリガキが好きそうですね、こういう花火。
「充実した特訓であったなッ!」
「それ、本気で言ってるんスか……」
妙に堂々と胸を張る防人、今回は天然ボケ路線だ。
日常になると生来の優しさが爆発するマリアに対して、日常になると生来の天然ボケが爆発する翼であった。
バランスがいいと言えよう。
いや、優しさの対となるのは天然ボケじゃないんだけど。
そんな中でクリスの返しが実に後輩っぽい距離感が伺えて微笑ましい。
今回は可愛い重点のクリスであった。
バッチ来いとか可愛さのアピールがシンフォギアだったけど。
さて、第2回コンビニ買い出しじゃんけんぽん。
スイカとかは消化してしまったのか。
あの場に置いたら置き引きカマキリされた可能性もあるが。
あのクズモブを見るにシンフォギア世界の一般ピーポーに善意はあまり期待できないし……
1人だけパーで大敗する響だがそこで正妻の未来が力を貸してくれるのだった。
……マリアさん、優しさアピールで手伝ってあげてもいいのに。
空気を読んだとも言えるが。
「スゴいよ、未来ッ!」
「東京じゃお目にかかれないキノコのジュースがあるッ!」
さて、また来たよ、WAシリーズで1度も使ったことがないレベルアップル。
キノコのジュースなどの怪しいモノが打っているようだ。
コラ! チバラキだからってバカにすんな!
ともあれ、不穏な空気は尽きぬが平和な日常であった。
「あれ? たしか君は――」
「未来ちゃん、じゃなかったっけ」
と、そこにあの時のクズモブが現れる。
このクズモブは驚くべきことに未来のことを知っているのだった。
未来の反応はちょっと鈍い。
このクズモブを知らないのか?
「ほら、昔、うちの子と遊んでくれていた――」
ここで極めて不穏な言葉を発するクズモブだった。
うちの子と遊んだと言って、未来もやっと何かに気付く。
とてもヤバい雰囲気がする。
こう、翼さんが自分のことを剣剣言い出した時のような……
「ひび、き……」
「お父、さん……」
そんなクズモブはあろうことか、響の父親だった。
たしかにその癖毛と髪の色は似ている。
だが、このクズモブがよもや響の父親だったとは……
「――響ぃッ!!」
この邂逅こそ即ち凶器。夏の夜に咲く笑顔を殺しにかかる。 父と再会したことは響にとっては災厄に他ならなかった。
何せあのお気楽な響をして受け取ったモノは何もないと言わしめた父である。 嫌な想い出ばかりだろうし忘れたままでいたかった存在なのだろう。
事実、父のことは忘れることで誤魔化していた。
だが、こうして出逢ってしまった。
マリアが弱さから逃げずに受け止め強さへと変えたのに、響は弱さそのものをぶつけられ逃げ出してしまった。
2人の立場は対極的である。
ガングニールの少女たちは相変わらずクロスファイアするのだった。
響の父、洸は平時はいい父親であったと第2期の用語集で触れられている。
だが、周囲との軋轢で豹変、暴力を振るうようになった挙げ句、蒸発したことが伺える。
今回のクズモブ描写といい緊急時において極めて弱い一面を見せる人間なのだろう。
それはどこまでも一般人らしいとも言えるのだが、それ故にシンフォギア世界においてはどこまでも異質である。
響はあまりにもありきたりな弱さと対峙した。
浮き世離れした弱さと対峙したことはあるしそれを克服してきたが、今回の弱さはありきたりなだけに異質だ。
何よりも自分だけの問題ではなく父親も絡んでいる。
そして、クズモブ描写から更生の余地がなさそうなのも困りどころだ。 あんなことをやられて今更いい父親ぶられても全然まったく信用ならん。
錬金術師サイドの思惑が進む中、響に新たな爆弾が投げ入れられてしまった。
その爆弾は響の歪みの根源に根ざしたものだけに、ある意味一番危険な爆弾である。
何だかんだで金子彰史作品は立派な父親ばかりだっただけに、クズな父親が本筋に絡む今回の解はまったく予想できない。
急転降下する展開を見せつけられながら、シンフォギアGX第2クール(誤りにあらず)は始まったのだった……
次回へ続く。
さて、響の父、洸のネタについて。
洸という漢字だが、パッと来る人もいるはず。
というのも、昔のスパロボによく登場していたことでおなじみ?の勇者ライディーンの主人公の名前が洸なのだ。
で、その洸のフルネームは「ひびき洸」である。
響の名前が入っている。
さらに洸の制服には「REIDEE(ライディー)」の名前が入っている。
ここまでライディーンネタが搭載されておいて無関係というのは無理がある。
そんな立花洸だが名札を見ると守崎洸となっている。
これは偽名ではなくむしろ本名、というより本来の名前なのだろう。
何せ洸は立花家に婿入りしたのだ。
ならば、本来の姓は守崎なのだ。
なぁーんかすっごい雑魚そうな名字なりよ……
洸本人はスーパー頑張る気配ゼロだし、というか頑張る素振りをこれっぽっちも見せずに即投げ出した。
守崎洸なのだがエンドクレジットは立花洸扱いとなっている。
これは蒸発したために立花家とは法的な手続きを行っておらず、未だに家族としての繋がりがある証拠であろうか。
その辺の不透明さがまたクズらしいような……
さて、今回、どこで怒られたのだろうか。
ぶっちゃけ、香港映画の歌を大絶唱して怒られたかと思っていたのだが、思ったよりアレな演出はなかった。
水着回は偉い人からすればむしろ喜ぶだろうし……
偉い人が水着回を怒ったら生粋のシンフォギアン。円盤10セットくれ。
ライディーンネタが大爆発したからトカ?
金子のおっさんの答え合わせやいかに――……
・今回使用された楽曲
Exterminateより「Exterminate」
戦姫絶唱シンフォギアGXキャラクターソング4より「TRUST HEART」
戦姫絶唱シンフォギアGXキャラクターソング7より「銀碗・アガートラーム」
【Amazon.co.jp限定】戦姫絶唱シンフォギアGX 4(全巻購入特典:「LPサイズダブルジャケット仕様ディスク収納ケース」引換シリアルコード付) [Blu-ray]より銀碗・アガートラーム(IGNITED arrangement)
Rebirth-day【期間生産限定盤/初回仕様限定盤】より「Rebirth-day」
ちなみにオレンジ色にもなるよ
金子さんは水着回嫌だったのでは?