戦姫絶唱シンフォギアGX EPISODE08予告





マリアさーん! 俺だー! 結婚してくれ-!
マリアさんの魅力が大爆発の第7話。
いい話でした。
また、「Glorious Break」が収録される風鳴翼の新アルバムが予約開始された。
DVD付属版Blu-ray付属版もあり。風鳴翼の勇姿を見られそう。
本編での出番再びなるかはこれからに期待だ。
そんなわけで次回予告!

至らぬ我が身を悔やむ時、聞こえないはずの言葉が胸に湧く。
激突もまた、強くなりたいと願い足掻く意思の顕れ。
かつての白い世界でなく、受け止めてくれる人はきっとここに。

EPISODE08 向き合う勇気
対峙する存在は、記憶にあったそれよりも小さく、か細い。
拳で砕ける壁など、如何程の脅威でない残酷が突きつけられる。


第8話はシンフォギアシリーズにおいてターニングポイントとなっている。
第1期では響の心境に大きな変化が起こり、第2期ではマリアの心境に大きな変化が起こっている。
それだけにGXの第8話もタダでは済むまい。
そんなわけで響の父、立花洸との衝突が予感される残暑お見舞い謎ポエムであった。

「拳で砕ける壁など、如何程の脅威でない残酷が突きつけられる」はまさに響の境遇にかかっているのか。
最大最強の敵では錬金術師サイドに限った話でなく、響の心の奥底に巣くっているトラウマにもかかっているのか……
響は精神的に未成熟だし心にも歪みがある。
「自分らしく」だけで復活したマリアのようにはいかないのだ。
(これはマリアさんの悩みの大半が自分を肯定できないことによるものだからだが。この人、他は完璧すぎる)
その辺、第2期の頃は響の未成熟な真っ直ぐさが結果的には良い方向に働いたが、今度はそれ故に洸との折り合いが付けられそうにない。

スクショでは響の険しい顔にどうしても注目してしまう。
GXになっての響は第4話といいネガティブな感情をぶつけることが多い。
それだけ響の根元の部分に迫った話となっている。
こういう時にマリアさんが何かアドバイスお願いします……
マリアが自分らしくなった一方で、響が自分らしくなれていないのは象徴的だ。
第2期第8話はマリアが自分らしさを捨てようとした話でもあったし……

また、調と切歌が並んでいることから出番多めだろうか。
マリアの番はきりしらの番なのだ。多分。
あと珍しくミカが険しい表情だ。
想い出がなくなってエネルギー切れの危機か?
以下、用語集など。


・水着回 あらすじを見ると「響主催のスペシャルトレーニング」とのこと。
まぁ、たしかに先導していた感はするが……
トレーニングと銘打った休暇というのが実情な気はする。
装者だってJK(一部例外あり)。休まないと心が枯れてしまう。
ここぞとばかりに休んでいた年長者組はさすがと言わざるを得ない。


・あーんガリィちゃんが死んだ! あらすじまでアヘ顔気味な死に際を写しやがって!
これじゃ楽しそうに万歳しているようにしか見えねえよ!
みさくらなんこつかよ!
金子のおっさんのカバ!
……とはならず、むしろ清々しささえ漂う不思議。

ガリィは放送前の評判とは裏腹に凄まじく可愛く、それでいていい味を出していた。
その上で見事にブン殴られ挙げ句爆発四散しても、悲しさをまったく覚えずガッツポーズしてしまった。
散ることさえも味わいであるガリィ・トゥーマーン、敵役として実に魅力的であった。
そして、逸材であった。
まぁ、ちょっとは寂しいですが、華と散ったことを祝おう……!

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小生たちは君の笑顔を忘れない!
安心して一番乗りしてくれ!


・イグナイトモジュール 3段階のセーフティーが触れられ、今のところ活躍しているニグレドモードの第1形態のようだ。
アルベドやルベドもあるのだろうか。
ただ2形態も残しているとなると消化するのが大変そうだ。
まぁ、シンフォギア特有の圧縮術なら楽勝でしょう。
布団を真空で圧縮するよりも高密度に圧縮してのける。

999カウントは段階を追うごとに早く減少していくようだ。
うわぁ、ゲーム的だ。面白そう。
0カウントで強制解除で大ピンチの模様である。
ここまで言ったからには第2形態、第3形態をやって、0カウントもやるようなやらないような……
S2CA・ツインブレイクという用語集を用いたフェイントを小生は忘れない。


・フォトスフィア 「一連のフロンティア事変における、何らかの現象に関わるものと推察される」という一節が気に掛かる。
ファラがフォトスフィアのデータを盗んだっぽいし、錬金術師が起こしている騒動はフロンティア事変ありきということなのだろうか。
いよいよ以て第2期の完結編の謳い文句めいてきた……?


・アガートラーム 放送時の「銀碗・アガートラーム」は誤字で「銀腕・アガートラーム」が正解らしい。
うーむ、碗でもあまり不思議はなかったのだが……
ともあれ、銀の左腕であった。
ダガーだけど。逆手蛇腹剣だけど。
ダガーにこだわるのはわかるが逆手にこだわるのは何でか?

ともあれ、視聴ページの出だしが「それが私の聖剣」なのが印象深い。
第2期からマリアの苦難を振り返ると実に胸に染みる歌詞である。
今のアガートラームは紛うことなきマリアの力なのだ。
それを肯定できたからこそ、マリアはイグナイトモジュールのバックファイアに耐えられたわけである。
何でもない日常だからこそ、マリアは自分らしさを見つけられたのか。
気張るとダメになるって某防人と似ている人だ。

さて、金子彰史作品では伝統のアイテム、アガートラーム。
であるのにも関わらずかなりあっさりと復活した。
まぁ、伝説のアイテムをあまりありがたむことがないのが金子彰史作品である。
WAシリーズの最強武器はどれもこれも曰くがないものばかりだし。
なので、アガートラームと言えどそこに焦点を当てなかったのだろう。
そんなアガートラームの歴史をば。

-WA1
未登場。
……が、アガートラームの設定に「未来のガーディアンの失われた左腕を鍛えたもの」というものがある。
また、ロディは失われた左腕をガーディアンブレード、剣で修復している。
いろいろとWA1との関連性を匂わせるものがある。

-WA2
初登場。
かつてファイガイアを滅亡に追い込んだロードブレイザーを打ち倒した伝説の剣として登場した。
誰も引き抜くことができないなど、伝説の剣感たっぷり。
一方でそのエネルギー源が(使い手のアナスタシアの場合は)欲望だったりと金子節もたっぷり。

剣としての用途以外にもアシュレーの肉体に降りたロードブレイザーを制御する器としての役割を持っている。
WA2本編での出番はもっぱらこっちが主体。
なので、銀碗・アガートラームはあながち間違いではないのだ。
結果的には誤字だったけど。

なお、ロードブレイザー+アガートラームによって生まれた漆黒の変身ヒーロー、ナイトブレイザーのカラーリングは本来は白銀、アガートラームと同じ色である。
が、ナイトブレイザーの出す焔によって世界を燃焼、発生した煤によって真っ黒に染められている設定がある。
その設定が明らかになったのはWA2発売10年以上経ってからである。
このnot設定マニアめ!

余談ながら件のロードブレイザーはテロリストのモンスター召喚の実験であっさりと呼ぶことができた。
けっこうガバガバ。
……あの時、アガートラームを抜けなかったらどうなっていたことやら。

ゲームとして見るとステータス的には並み。
だが、アガートラームの力を利用したオリジナルはいずれも高性能。
攻守に渡って大活躍するのであった。
ただし、ダンジョン一つ分だけ……

-WA3
主人公の一人、ジェットの武器、アガートラームB/V2として登場。
B/V2は「バトルバージョン」と「ブラックバージョン」のダブルミーニング。
元々、アガートラームは端末の一種なのだが、それをジェットが荒野で生き抜くための武器として改造したものでもある。
なので、V2はバージョン2の意味もあるかと。
トリプルミーニング?
また、ジェットは左利きとアガートラームに欠かせなくなった左腕要素を満たしている。

ファルガイアの危機を救うような大事な活躍をしてのけたことから、シナリオ的な出番はある意味WA2以上か。
その一方で最終章となるChapter4では使い手のジェットが自身の内面とどう向き合うかの話になり、曰く付きアイテムとしてのエピソードは省かれた。
アイテム関係のエピソードをあまり引っ張らないのは今も昔も同じである。

というわけで、この時点で出ていた黒いアガートラーム。
白銀なだけでなく黒いのもアガートラームでありマリアさんが身に纏うのも必然であった。
その辺も意識して作っていそうなのがコワイところ。

ゲームとしてはジェットの能力値もあってTHE・器用貧乏。
うーん、せっかくお姉様方が好きそうな男の子が持ってるのに。

-WA5
一気に飛んでWA5ではアヴリルの最強クラスの武器のひとつとして登場。
そのため、特にエピソードなし。
アヴリル自身、最終的に物理特化キャラとなるのだが、物理攻撃は他に強いキャラがいるので出番なし。
長所の魔力もグレッグに負けてしまう。
結果、これといった取り柄のないキャラとなりアガートラームを持て余すことに……
そのことを考えると一番扱いの悪いアガートラーム?

-WAXF
フィアースのクラス、アックスバトラーの最強防具として登場。
名称はアガートラームB/V。WA3のアガートラームと似ているようで違う。
(アックス)バトラーバージョン?
最強防具だけあって性能は高めだが、作成には大量の資金と素材を必要とする。
そこまでやるくらいなら(アガートラームに限った話ではないが)防具より武器を作った方が戦力的なプラスとなる。

そんなわけで実質的な出番はない。
WA5と並んで扱いが悪いのであった。
シナリオの出番が与えられないと途端に扱いが悪くなるアガートラームであった。
余談ながら大剣最強武器の名前はアガートラームの使い手、アナスタシアとなっている。
こちらは極めて高い攻撃力と命中率を兼ね備える非常に優秀な武器となっている。
余談の余談でWAXFの武器にはダインスレイフやデュランダルなど、シンフォギアでもおなじみの名前がいくつか並んでいる。


シナリオ的にキーポジションに置かれることが多いアガートラームだが、ゲーム的な強さは今ひとつというのが慣例である。
全盛期のWA2の頃も高性能オリジナルあってこそのアガートラームだったので、アガートラームそのものは特筆すべき性能はないということか。
だとするとマリアさんのアガートラームがあっさりと敗北したのも道理だろうか。
ある意味、あれはファンサービス?
勢いに乗った直後のマリアさんがずっこける点を含めてな……