刃牙道感想 第138話「『戦(いくさ)』だ」



大統領編が終わり今度こそ武蔵編に戻るぞ!
これで次の号でまた大統領が出てきたら笑うんですけどね。
さすがにそこまで怒濤の展開を続けるわけではなかろう。
……多分。

武蔵がやったエア斬殺。
アナウンサーは……生きていた。
斬られた感覚はあれど死ぬわけではなかった。
まぁ、ペイン博士が全身バラバラにされて生きていましたからな。
杞憂でした。

だが、この一連の放送が警察内で問題となる。 死んではいないとはいえ、明確な殺意をぶつけたのだから問題……なのかも。
うーん、エア斬りは難しい。

エア斬りは録画した映像では感じ取れないようだ。
生放送だからこそ現地にいる武蔵の殺意を感じ取れたということか。
もしも、カメラマンに向かってエア斬りをしていたら、視聴者全員が斬られた感覚を覚えていたかも?
うーん、エア斬りは本当に難しい。

武蔵は生放送で人を気絶させた。
暴力の現行犯である。
だが、触れていないからどうすれば逮捕できるかが問われる。
なお、この問題に園田警視正は全然絡まない。
いいキャラだと思うけど死刑囚編の途中から出番がなくなりましたからな、あいつ。

「狙いは罪を造ること」「「罪造り」です」「「事実」はどうでもいい」

そこで検事の魚掘学がとんでもないことを言う。 フィクションによくいる悪徳検事だろうか。
ナルホド君に出向いてもらわないといけないぞ。

ともあれ、事実はどうでもいい。
検事曰く通行人全てを塀の中へ入れられる。
そんな検事の暴論によって徳川邸に再び警察が、内海警視総監が赴く!
おい、クソジジイはこの事態を想定できなかったのかよ。
刃牙道になってから刃牙へのヘイトは下がったけど、代わりにみっちゃんへのヘイトが増大していますな。

みっちゃんは指一本触れていないからノーカン判定を出している。
いや、人の腹を斬った時もノーカン判定を出したこいつの言葉は信用できん。
武蔵の前にまずはこの邪悪を塀の中に入れよう。
それで全てが概ね解決するのではなかろうか。

わかることはみっちゃんに何の悪気もないことだ。
危機管理能力が低すぎる。
むしろ、危機を好み呼び寄せるようにしているのかも。
だから、失態同然の暴挙を繰り返しているのだろうか。
烈が死んだ時は涙した。
だが、それ以上に興奮したのだ。
まさに邪悪そのものだ!

そうしていると武蔵が現れる。
その懐には大小を備えている。
二刀あるということは金重ではなく國虎だろうか。
勇次郎と対峙した時にだけ見せた二刀流である。
これにはみっちゃん驚く。
驚くがこれくらいは想定しろ。
「逃げも隠れもする」「ただし――」
「現れては斬る」


これは合戦における武蔵のスタンスだろうか。
それを口にしながら前に出ると警察は即消え去る。
相手がビルさえ倒壊させる(らしい)侍ですからな。

だが、何故、帯刀しているのか。
それも二刀も。
烈やピクルでさえ一本だけだったのに……

開始はじまるぞ徳川」
「「いくさ」だ……」


ついにいくさが始まる!
……と言われましても。
武蔵を捕まえるために警察が動き出すし、それに伴って格闘家も動くかもしれない。
だからこそ、戦なのか?
武蔵は戦場いくさばに赴く覚悟のようだ。
だからこそ、二刀流になっている、本気なのだろう。

戦が何を指すのかはわからない。
何にせよ武蔵は本気だ。
守護者本部は入院中だし一体誰が日本を守護るのか。
刃牙は主人公らしく惨劇に遅れるか、あるいはいつも通りに傍観者だろう。
頼りにならない。

何にせよわかることはみっちゃんが望んだ事態になったことだ。
戦場となった日本こそがこの徳川光成の望み!
自己破滅系の黒幕ですな。
徳川光成は滅びを誰よりも何よりも望んでいるのだ……
1週挟んだ次回へ続く。


武蔵が警察に追われる身になった!
これが命運を決めるようだから、武蔵にクライマックスが迫っているのだろうか。
如何に単体の武力が優れていても一流ハンターに囲まれればどうなることか……
何かわりと何とかなりそう。

これに対し格闘家たちもどう動くつもりだろうか。
素手の武蔵ならまだしも帯刀した武蔵に挑みたがる命知らずはもういそうにないのだが……
警察関係者だとオリバだけどピクルが敗れた以上はいくらオリバでも特攻に近い行為だろう。

というわけで、やっぱり復活した死刑囚だな!
武蔵なら敗北を教えてくれるぞ。
死刑囚は殺し合いを主体としているし意外と武蔵と同じ領域で戦えるかも。
問題は人材が尽きていることですがね……
死刑囚編アニメ化もあるし復活するにはいいチャンスなんですけどね。
みんな個性が強いから一部だけでも復活には期待したい。

刃牙道の第二の主人公、本部は守護を本懐とする。
本部流は守護道なのだ。
だが、邪悪に染まった闇の本部流の使い手がいれば……
塀の中に眠る闇の本部流が目覚める!
というわけで死刑囚となった花田が復活とかどうですかね?
守護らない本部流の強さを花田が見せつけるのだ!