刃牙道感想 第109話「試し斬り」



妖刀金重が武蔵の手に渡った!
守護れよ、本部。
むしろ、奪還れよ、本部。
やる気があるのかないのかわからない本部は刃牙にちょっと似ている……

さて、金重を手にしたからといきなり実戦とは行かない。
まずは試し斬りだ。
というわけで、徳川邸の道場には人型の粘土が4体、巻き藁がひとつ用意される。
人型の粘土には衣服が付いており、それには防弾着・機動隊の盾などと立派な防具が装着されている。
つまり、仮想本部である。

武蔵は巻き藁について存じていなかった。
武蔵の時代にはなかったのだろうか。
この巻き藁を耐久力を人の頸椎に匹敵するとみっちゃんは述べる。
これはシグルイでも巻き藁は人の切れ味に酷似していると語られていましたな。
堅すぎず柔らかすぎずな質感は試し斬りにはピッタリか。

その巻き藁を前に武蔵は居合いの構えを取る。
居合いか?
と思いきや金重を軽く巻き藁に当てただけで切れた。
触れるだけで切れるの切れ味を持つのが金重だった。 蜻蛉切りみたいなエピソードである。

とはいえ、抜いたのが見えないほどの居合いで斬った可能性もある。
よくある斬ったことに気付かないという奴ですな。
如何に金重、如何に巻き藁とはいえ、人と同じ硬さなのだから触れただけで切れるのはおかしい。
何かを斬るには引き斬らねばならぬ!
これはどちらとも取れる書き方をしているので判別が難しい。

ともあれ、金重の切れ味を見せつけた。
だが、巻き藁は切れても現代の防具で固めた人形は切れるのか?
まず、武蔵は盾を装備した機動隊人形に目を付けた。
それを盾ごと兜割りで一刀両断した。
一番防御力が高そうな機動隊人形でさえ武蔵×金重には敵わないのだ。

次は自衛隊人形だ。
これは防具を装備していないが、自衛隊の制服には実戦に耐えうるだけの強度がある。
だが、それも構わず横薙ぎで真っ二つだ。
並みの人間も同じように切り裂かれるだろうし、ピクルでさえ本当に大丈夫なのか怪しい。

さらに防弾チョッキを着込んだ警察人形も前後に縦割りする。
防弾チョッキにはアラミド繊維が用いられている。
つまり、アーマード普段着本部でも死ぬ。
ピクルの安否よりも本部の安否が気がかり……いや、本部だから別にいいか。

最後にボディガード人形だ。
これは特注だろうとはいえ背広だけなので用意された人形の中で一番防御力が低そうだ。
なので、突いた後に刃の向きを変え上下に切り裂いた後に横一文字による十字斬りという、金重の切れ味というよりも武蔵の技術の高さを見せつける。

こうして5つのターゲットは一瞬で両断された。
金重様々……なのか?
國虎でも同じことはできたのではなかろうか。
でも、國虎は引き斬らないとダメだから実はいまいちだったりして。

この凶刃がピクル、あるいは本部に襲いかかるのだろうか。
本部はともかく、ピクルを相手にするにはちと大人げないような。
逆に武蔵以上の反応速度を持つ勇次郎には金重はあまり通用しそうにない。
そもそも当たらないとどうにもならないのだ。
金重はピクルを相手にするには即死属性を突いているようなものだが……

試し斬りが終わった武蔵はみっちゃんの首をエア斬りで飛ばす。
そのまま普通に斬っていたら禍根を断てたのでは……?
ともあれ、金重の切れ味は示された。
武蔵も満面の笑みだ。
ピクルも同じように斬られてしまうのか、あるいは原始の肉体は金重を凌駕するのか。
それとも本部が守護るのか。
次回へ続く。


さすがにピクルでも刀は無理!
無理だとは思うが、どうなのだろう。
ピクルの肉体はマッハに耐えているからイケるか?
肉に遮られて内臓や骨は切れないようだが、肉が切れるだけでも致命打だ。
うーむ、明るい未来が見えない。

ここで本部に頼る……だけでなく、刃牙にも奮戦してもらってはどうだろうか。
せっかく再登場したんだし(主人公が再登場というのもおかしいが)ここで活躍してみてはどうだろうか。
ピクルはダチなんだし守護ってやれよ。

いや、ここで独歩かもしれない。
太くなってパワーアップしたのだ。
今こそリベンジの時!
そうなったらとりあえずやることは「しかし何故人形を?」だな。
武蔵が何だぁテメェ……とキレること請け合いだ!
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