先生ェはスカトロ趣味に目覚めたんですかねェ……
というわけで喧嘩稼業。
文学の煉獄が裕章に放たれるがガードされる。
煉獄の最大の対策がガードなのだ。
入り方が甘いと見切られる。
反撃を試みて深手を負っても頑張ればガードできる。
反撃不可能なので凄いけど、煉獄ってけっこう穴があるような……
裕章だからガードしても耐えられるのか?
で、十兵衛が考えた3つ目の策。
それは煉獄の最中に金玉を掴み握り潰す!
金的かよぉ! お前、主人公のくせに金的が大好きだな! 刃牙かよ!
その際にファールカップを装備していることが言及される。
地味に初出情報だ。
陰陽トーナメントはルール無用と言えど無闇な殺傷は(一応)御法度。
選手の安全を考えてファールカップの着用を義務づけたのだろう。
……って、それじゃ徳夫が十兵衛に金的した時の反応がもうちょっと違わないか?
まぁ、如何にファールカップ越しをしていても蹴られれば痛いと言えば痛いんだけど。
ここで田島が急に裕章のベースが名護夕間の琉球空手にあると言い出す。
そして、琉球空手と言えば骨掛け。
バキでもやっていた重要な知識である。
なので、裕章も骨掛けをしていた。
第三の必殺が不発に終わるのだった。
無一に煉獄は骨掛けをして耐えていたって聞いていれば……
「せっやぁ!!」
不発に終わるだけでなく、驚きから生まれた一瞬の隙に膝蹴りを食らう。
さらに叫び声付きの渾身の正拳まで食らってしまう。
力溜めですな。
これには参加者一同も驚く。
反撃不能の煉獄を何とか打開したのだった。
「動け!!!」「死ぬんだぞ!!!!!」
カウンターを受けた文学はすぐに起き上がれないくらいにヘロヘロだった。
煉獄もかなりキツい状況で打ったようだ。
スタミナが切れていると無極は使えないし、無一は膝を叩いて気合いを入れる。
必死だな……
だが、裕章も倒れるほどにダメージを受けていたので何とか五分と五分だった。
「ヨシフ……俺は最初からわかっていたぜ」
「入江文学は強いだろ…」
「お前マジか……」
「マジか」
「ちょっと信じられないぐらい強いじゃないか」
同時に息吹を挟みながらお互いがお互いを認め合う。
格好いいじゃないか……
文学は童貞のくせに……
ここで文学を普通と言ったヨシフだが、文学は弱くないと心の中で言い訳をする。
裕章と比べれば大したことのない相手であり、というのも裕章は窮地に立たされればそれに対応する戦い方をしていた。
そして、ここでも裕章はその対応する戦い方を見せる。
「
右手を大きく掲げる構え!
何かメッチャ隙だらけっぽいのですが……
これは形象拳だと一部参加者は悟る。
田島も複数種類のシラットを使うことができると知ることができた。
文学が当て馬になってる……童貞のくせに……
そして、どんな技なのか、名前を言う玉拳さんの大物感が凄い。
玉拳さんなのに。
文学は裕章の構えを見て、かつて梶原さんが取った龍を連想する。
おめでとう、梶原さん。
君は文学の心の中に生きているよ。
「龍虎で対峙した」
なので、文学も虎で対峙する。
かつて梶原さんと向かい合った時と同じ構図となる。
でも、剣術って素手に応用できるのか?
梶原さんは脛斬りを素手に応用していたけど……
まぁ、伝説の侍も無刀に至るからへーきへーき!
梶原さん曰く、虎では龍に勝てない。
文学も正面からは勝てなかったので搦め手で勝っている。
今回はどうなるのか。
何か投げるか?
ガン引きされる覚悟で耳とか……