鉄血のオルフェンズ感想最終回



書き忘れた前回のあらすじ!
マクギリス死んだ!
今回の内容!
イオク様死んだ!
というわけで鉄血最終回。

マクギリスが死んだので鉄華団はもはや負け戦の真っ只中だ。
バエルが……バエルがいまいちでなければ……
いや、思ったよりは強かったんだけどね、バエル。
やっぱり、射撃武器ゼロという舐めプは良くない。

三日月と昭弘は2人で殿を務める。
初期からガンダムに乗っているコンビなのだ!
でも、三日月はともかく、昭弘はあんまり強いイメージがない。
鉄血の山場である第1期最終回でもMA戦でも蚊帳の外だったし。

ともあれ、命を捨てる覚悟で時間稼ぎに望む。
三日月は覚醒している。
昭弘は……わりといつも通りだな。
血涙すれば良かったのに……

そんな二大ガンダムコンビに対するギャラルホルンの切り札はこれ!
大気圏外からのダインスレイヴ!
何か正面からの戦闘では勝てないから、スナイパーを雇って暗殺しましたって感じだ。
そして、それが非常に有効で三日月も昭弘も大ダメージを受ける。
人を殺すには真っ向からの戦闘より不意を突く暗殺が一番ということか……

だが、鉄華団はここからが強いと手負いの獣の意地を見せる。
昭弘は覚醒システムを搭載していないからか、わりと素の状態で頑張っている。
だが、イオク様をブッ殺せたぞ!
イオク様は半端な改心をしたけど半端なままで殺された。
ラフタの仇を討てた……と言いたいけど直接の仇ではないんだよなー。

三日月は瀕死のところをジュリエッタに追撃されてついに敗北、死亡する。
とにかくブッ殺すマンだった三日月だったが、最後の最後は何かを守るために戦えた。
何だかんだで三日月なりに得たモノがあったのだろう。
それにしてもジュリエッタはいいとこ取りだ。イオク様も本当はこうなりたかったんだろうな。

悲惨な最期だったが、これを期にギャラルホルンの組織体制が改められ、火星の自治権も得られた。
鉄華団の生き残りも何やかんやで戸籍の書き換えが上手く行ったのか、新しい一歩を歩めている。
鉄華団とマクギリスの戦いは無駄ではなかったのだった。
でも、禁止された兵器を堂々と使ったラスタルがいい人の顔をしているのは何か違和感が……

一方でライドは復讐鬼と化していた。
失う物は大きかったが得られた物もあるというエンディングにはならないのだった。
その辺は現実感のある鉄血であった。
ヒットマンやダインスレイヴによる暗殺が最強な辺りも現実感がある。

でも、ギャラルホルンの隠していた最強のMSとバルバトスの頂上決戦みたいなシチュエーションは見たかったというのもある。
三日月とバルバトスは強すぎたが故にまともな勝負を組ませてもらえなかった。
挑戦者のいない絶対王者みたいな立ち位置だ。
その辺も現実感があるなー……
ビームが出てこないのも現実感……
現実感に振ると絵面も物語もちょっとしみったれてしまうというのが鉄血を見て感じたことかもしれない。