う、嘘付きぃ……前回は休載って書いてなかったのに……
というわけで、ちょっとサボってたアニメ版の感想です。
今回は刃牙VSピクル!!
烈、克巳、ジャックの実力者たちがピクルに敗れた。
ついに主人公刃牙の出番だ!!
というわけで、ピクルがやる気になるまで、餓えるまで地下闘技場で待ち続ける!
待つんかい!?
ピクルが餓える頃には刃牙も餓えてへろへろな気がするのですが。
そんな読者(視聴者)の杞憂はどこへやら、ピクルはティラノサウルス肉を食べる。刃牙も肉を奢ってもらう。
原人に肉を奢られる現代人の構図である。
これにより餓えるまで待つ作戦は失敗に終わるのだった。
範馬刃牙……あんたって奴は……
ここで刃牙には満腹になったピクルは戦うのかという懸念が生じる。
今まではそれなりに餓えていたからこそ戦っていたわけだ。
そこで刃牙が取った策はピクルを怒らせて戦う!
ムカつきに関しては超一流の範馬刃牙だけあり、一発で完全にブチ切れさせるのであった。
今までのピクルの戦いは食べるための戦い。
だが、刃牙が教えるのは文化としての戦いだ!
な、何か勝手に戦いの目的を変えられた!!
刃牙は最大トーナメント最上階から2度の飛び降りを敢行し瀕死になる。
1回目は刃牙のチョークから逃げるためにピクルが飛び降りたから仕方ないけど、2回目は完全な自爆だ。
自爆過ぎてピクルは微動だにもできなかった。
野生の想像を越える奇行が範馬刃牙の武器だ!!
さすがに瀕死で回復していないので刃牙はカスりパンチ、鞭打、恐竜拳と小細工でピクルを翻弄する。
必殺のピクルタックルも勢いが凄すぎるから横の力に弱い理論で無力化だ!
ここまでの格闘家たちが何だかんだ正面衝突してきたのに対し、刃牙は搦め手に活路を見出している。
それによってピクルのメンタルにダメージを与えることに成功するのだった。
間違ってはいないけど主人公らしからぬ誉れなき戦い方だな……
だが、範馬刃牙は主人公。
搦め手だけでなく真っ向勝負を挑む!
ここから刃牙の妙な力が発動してピクルは押され始める。
みんなが必死こいてダメージを与えられなかったピクルに対し、刃牙の攻撃が通じまくるのは、その、ちょっと主人公補正が過ぎませんか……?
金的を喰らい本気になったピクルは最終形態になる。
何で強くなったのかよくわからないが迫力があるのでヨシ!
でも、刃牙さんにはまったく通じないんですよね。
刃牙はピクルの弱味を的確に、それでいて徹底的に突いている。
それによってピクルは冷静さを失ってしまったか?
あまつさえジャックを絶望させた超高速移動さえ刃牙は追従する。
これだけは10年の時を経ても納得いきませんな。
ここまでの押し込みは格闘技の威力で納得するにしても、これは完全に単純なフィジカルのような……
プロトタイプゴキブリダッシュでも使ったのか?
勝利を目前にした刃牙だが小細工も格闘技もなしの純粋なフィジカル勝負を望む。
だが、フィジカルの差を覆せずあっという間に敗北に至るが、ピクルは合気で刃牙を投げる。
強者が技に逃げたのだ!
でも、合気を使わずとも普通に勝ってたような……
刃牙がこの先ナニをやってくるかわからないから念には念を入れたのか?
ピクルが格闘技を用いたのはむしろ進化の気もするが、メンタルのダメージはデカく黄昏れている。
肉体も精神も八つ裂きにした範馬刃牙であった。
しかし、ピクルとしてはこの戦いが転機になったようでペイン博士たちの庇護を逃れどこぞへと旅立つのであった。
以後、狩猟に目覚めているし、刃牙との文化としての闘争によって食欲と闘争を分けられるようになったのか?
そういう意味では刃牙の所業は文化遺産を守るためには正解、なのかなぁ……?
現代にピクルの着地点を作ったのが刃牙の功績、なのかも……?
何となく良いことをした気になれるのが範馬刃牙、主人公なのだ!!