ジョジョ第4部第20話感想



能代可愛い。
というわけでジョジョ感想。


山岸由花子の恋の炎は未だ衰えず!
元祖ヤンデレの再登場である。
これは原作だと吉良吉影が重ちーを殺した後のエピソードだが、アニメでは先行する形で組み込まれている。
重ちーの死という一大イベントの緊張感を保つためだろうか。

由花子は遠くで見ているだけでいいと言いながらも、そうもいかないのが人のサガである。
むしろ、遠くで見ているだけという縛りを自分に課している分、今までより状況は辛いかも。
ならば向こうから来ればいいと由花子はエステシンデレラの力を借りるのであった。

原作だとここにジョセフが絡んできたけど、アニメ版では省略されている。
来たばかりのジョセフが杜王町のことを知っているのは不自然と言えば不自然なので、妥当な修正であろうか。
玉美の背が最初から縮んでいるのは妥当ではありません。

由花子はスタンド使いのエステ、辻彩の力を借りて康一君に近付く。というか、近付かせる。
挙げ句、1日7万円かつ30分に1度の口紅を塗らなければいけないという超ハードモードに挑む。
どっちの条件も相当に厳しい。
由花子の康一君への気持ちがわかるというか、やると決めたら細かいことというか大きなことも気にならなくなるのが由花子らしい。

エステの甲斐があって康一君のハートを掴むが、約束を破ったことで由花子は顔を失ってしまう。
この時に辻彩に強攻策を取るのが由花子らしさだな。
いや、数日学校に来ていなかったから、けっこう悩んでいたとは思うけど。

康一君は由花子のタフなメンタルに惚れていた。
エステはきっかけに過ぎなかったのだ。
そして、己の身体を担保とすることで由花子の顔を戻すのだった。
目を潰すってなかなか言えないと同時になかなかやれないことだ。
辻彩もそんなことはしたくあるまいて。

康一君の由花子への純粋な気持ちの表れなのか、それとも周到な計算によるものか。
ある意味、卑怯ではありながらも卑怯と感じさせないのが康一君の強みだな。
この強みがあれば由花子と上手くやっていけ……るのか?
吉良吉影との戦いに直接的な関与をさせなかったから大夫上手くやっているとは思うが。
……しかし、普通のカップルになることがこれっぽっちも想像できん2人だなぁ。