バキ道最大の名言はやっぱ「
終わった気がするだけなのか……断言はしないんだ……
あとバキ感想まとめページ、久し振りに更新しました。
googleでバキ感想でググるとこのページがけっこう上の方に来るんですよね。
今後は更新頻度を上げておこうと思います。
さて、都心部の公園。
ここでカップルが公園にキツネやタヌキが出ることを語る。
これはニュースになってますね。
都心の公園は開かれた場所なのもあって格闘家たちが戦うには格好の舞台である。
本部VS勇次郎、花山VSスペック、渋川先生VSJr.、独歩VSJr.、独歩VS船井零、本部VSジャック……
公園で繰り広げられた戦いは数知れない。
格闘家にとって公園は試合場みたいなものなのだ。
その公園に格闘家が、いや、格闘家ではないが格闘家たちと鎬を削った男が現れた。
史上最強の男、ピクルである。
武蔵に斬られた正中線、肩と膝、手首の傷跡は生々しく残っているが健在である。
そんなピクルだが大きなイメージチェンジを果たしていた。
髪型がオールバック! というか、後ろ髪を紐でまとめている!!
全裸で始まったピクルの現代での生活だが、克巳戦を期にフンドシを履いて、刃牙道で再登場するとズボンを履き、そして、今は髪を紐でまとめている!
順調にオシャレを覚えていますね、こいつ。
ピクルは原始人とはいえかなりのハンサムでオシャレが映える。
特別読み切りの時はもっとゴリラ顔だったんですけどね。
そんなイケメンが全裸で戦うからこその良い意味での違和感はあったのだが。
また刃牙にへし折られた牙が元通りになっている。
刃牙道時代は折れたままだったのに、バキ道ではまさかの復活!
十分な栄養を得たことで本来治らぬはずの牙まで元に戻ったのか?
さすがに噛み切られた耳はなくなったままだが、牙が復活しただけでもとんでもない。
人類とはやはり身体構成が一味違うようだ。
ピクルが公園に出没した理由はキツネとタヌキだった。両手で鷲掴みにしている。
元々自身に挑みかかる強者以外は食べないという独自の美学と誇りを持っていたのがピクルだったが、すっかり狩猟生活に目覚めたらしい。
挑んでこない弱者でも食うようになった。なってしまった。
いや、刃牙道の時点で狩りに目覚めていたけど、どうせ狩るなら下水道なんて不衛生な場所より地上の公園の方がマシだ。
地上に出るのは時間の問題だったらしい。
ピクルは人間でも容赦なく食う。
そして、狩猟をするのならば目の前にいる人間二人も対象……
と思いきやピクル、渾身の営業スマイルだ!
まるで驚かせてごめん、気にしないでくださいと言わんばかりに敵意を込めていない、でも満面過ぎてちょっと怖い笑顔で対応し、その場をゆっくりと後にするのだった。
こいつ、服装といい社会を学んでやがる!!
ピクルはかつて剣持武を襲って擬態をしたように知識はないが知能はある。(範馬刃牙第104話)
ピクルと同じく過去から現代に蘇った武蔵は明確な価値観を持っていただけに現代の価値観とぶつかり合ってしまった。
だが、ピクルは社会性を持たぬが故に現代で生きるうちにファッションや社交性を覚え現代の価値観と上手く折り合いを付けたらしい。
またピクルは敵意を持った強者には泣いてでも食うが、敵意を持っていないなら存外にフレンドリーだ。
逃げ出すほどの恐怖を覚えた武蔵に対しても、再会した時には狩った獲物を奢ったほどだ。
あの時の武蔵には敵意がなかったとはいえ、かつての仇敵を相手に親切に接することは現代人ではむしろできない。
そんなピクルが営業スマイルを覚えるのは自然なこと……なのか?
そんなピクルのことを懐かしの再登場、ペイン博士は徳川邸でみっちゃんに語るのだった。
現在のピクルの生活は完全に適応しているとまで言わしめた。
この生活そのものは刃牙道の時点で行っていたが、今回は地上に出てきたのが相違点だろう。
そこについてペイン博士はコメントして欲しいところだが特になし。
それにしてもペイン博士、けっこう出てきますな。
範馬刃牙で初登場してから刃牙道とバキ道の全てに登場しているのはなかなかできることじゃない。
これでみっちゃんとも仲がいい。
……人類の宝を日本刀とぶつけさせた相手とよく仲良くできるな。
地上に出てきたのは下水道に食糧がなくなってしまったからか。
武蔵との戦いの後は傷を癒やすためか、とんでもない量の食糧を食べていた。
あんな生活を続けていれば下水道から食糧が枯渇してもおかしくはない。
捨てられたペットが存在するとはいえ、結局は捨てる飼い主も少数派だし捨てる機会も限られている。
常に十分な供給が行われているとは考えにくい。
そこで地上に出て狩猟生活!
食う物を選ばなくなった結果、キツネやタヌキみたいな攻撃性の低い生き物も食う!
下水道よりはクリーンな環境で育っているから味もいいかも!
そう考えるとけっこう理に適っていますね。
狩人は狩ることだけでなく、狩り場を探すことも肝要なのだ。
襲い掛かる者しか食べない、地下闘技場で飲まず食わずで待っている今までの方が野生らしからぬ不自然さであった。
さらにピクルは川に潜りカモを握り潰すように捕えその場で食す。
獲物をただ狩るだけでなく気取られぬように動くことまで覚えてやがる……!
狩人スキルが上がっている。文明度も上がっている。
その光景を見ていた飲食店経営松永智史にも公園と同じく営業スマイルを向ける。
公園のスマイルは気まぐれではなく、ピクルなりの社交術なのがわかる。
それにしてもインタビュー役、松永智史がオリバVS宿禰に続いて再登場するのは意外だ。
インタビュー役は使い捨ての傾向があっただけに、再登場は偉業であり異形だ。
いや、だからどうだということはないのですが。
「何か起きてますよネッッ」「ネッ」「地球規模でッッ」
オリバやピクルという異常な何かを立て続けに見たことで松永智史は何かを感じるのだった。
ピクルや武蔵の登場の際に同じような予感を格闘家たちは感じていた。
そこまで劇的な何かは起きなかったけど。
なお、宿禰の登場には特に予感とかはなかった。その程度ということか……
今のピクルは狩猟を覚えた。社会も学んだようでかつてのような危険性がない。
ある意味では喜ばしいことだが野生だからこそ、餓えているからこそ強いのがピクルだった。
なので社会と安定を覚えて腑抜けないかが不安だ。
これで戦う時はズボンを破って全裸になってくれると安心できるのですが。
さて、本部流の道場。
本部・加藤・ノムラの3人はまだダベっていた。
お前ら、仲良いな!?
特に本部と加藤なんて旧友同然ですからね。
それなりに不穏な出逢い方をしていたのに、刃牙VS紅葉の時にはメチャクチャ仲良くなっていたくらいだし。
……何でこんなに仲がいいんだよ、あんたら。
本部はジャックの闘争に対する純度の高さを語る。
ピクルにアゴを砕かれてなお闘争を諦めなかったほどだ。
まぁ、本部に負けた時はけっこうあっさり折れましたが。
だが、その純粋性ならピクルはどうなのかとノムラは問いかける。
ピクルさん、狩猟を覚えてやや濁った感はありますが。
解説王本部の答えは……ピクルは別枠!
「「
嫉妬る……のか……?
加藤とノムラの反応はよくわからない。
2人は闘争に対する純度が低いのかも。武器使うし。ここにいるみんながそうなんだけど。
新シリーズはジャックVSピクルで幕を開ける!!……のか?
ともあれ、バキシリーズの新シーズンが始まることは確定していることは紙面で告げられている。
相撲への明確な導線が張られた刃牙道と違って、バキ道は次のテーマがちょっと曖昧ですね。
闘争に純粋なジャックとピクルが戦う!……となっても、ビッグマッチにしてリベンジマッチとはいえそれだけでネタが続くわけではあるまい。
どう転ぶのかはまだわからない。
あと死刑囚たちの復活も忘れないでいただけるとありがたいのですが。
そんなピクルのデモンストレーションと言わんばかりのアニメ範馬刃牙の野人戦争編が始まる。
ここで勢いを付けて新シーズンでは格好いいところを見せてもらえると嬉しいのですが。
ピクルは武蔵との戦いは刀という反則技に翻弄されたり、現代の格闘家たちを叩き潰したフィジカルがいまいち映えなかったりと刃牙道では見せ場に恵まれなかったわけだし。
しかし、今のピクルは文明を覚えてしまったという点はやや不安要素だ。
刃牙相手に文明の利器、格闘技を使った時は花山からは負け判定を喰らったし。
刃牙が今のピクルを見るとアンタはもう敗北けているんだよ!みたいな暴言をいきなり言いそうだ。
でも、無頼ファイターのジャックが嚙道に開眼して一皮剥けたわけだし、力のみならず技を覚えるのが最近のフィジカルファイターの成長の秘訣かも……
とりあえず、バキシリーズは続くのでそこは安心だ!
バキ道は、まぁ、正直な感想を言うと今までで一番いまいちだったのですが、何だかんだ続いていると楽しいのも事実なんですよね。
新シリーズは休載少なめで展開してくれると嬉しい。
なお、休載期間はアニメ範馬刃牙の感想で間を持たせます。
途中でサボっちゃってそのままになることも多いのですが、アニメの方は……
ともあれ今後ともヨロシクお願いしまーす。