バキ道感想 第6話「空手の真実」



野見宿禰が現代に蘇った!?
いや、違うよね。うん、違う。
初代も初代で強そうだったので、みっちゃんもクローンで蘇らせたりして。

さて、舞台は神心会本部。
神心会かよ!?
いきなり場面が切り替わりましたな。
結局、あの後、刃牙は宿禰に直接喧嘩は売らなかったようだ。
ビビりやがったな。

神心会では十段愚地独歩四段加藤清澄の組手が行われようとしている。
止めろ、加藤! お前に実戦は無理だ! 観客席で驚いておけ!
いや、ドリアンの時に意地を見せたから潜在能力はあるかも。
この人、最初の頃は刃牙のライバルキャラ的な立ち位置だったんですよね。
斗羽戦でもう驚き役に落ち着いたけど。
そんな加藤の久し振りの試合である。
初手から人差し指で目突きを行い頭突きで指が砕かれる。 うわぁ、初手から悲惨なことになった。
やっぱり、君は驚いていた方がいいのでは……
これにて加藤の目突き失敗率100%達成である。
だが、実戦に生きる加藤にとって指が折れたくらいでは心は折れない。
素早く後ろ廻し蹴りを放つ!
かわされる!
投げられて顔面に踏み付け(空振り)で終了!
悲しいかな、120巻ほどの時を経ても未だにいまいちのようだ。

組手の後に独歩は空手について門下生一同に語る。
館長を引退した身ながらけっこう出張っている。
克巳は烈や昂昇を指導役に招いたり、新技術を精力的に神心会に組み込もうとしていたけど、館長になってからの指導はけっこう独歩に任せている気がする。
逆に言えば独歩の力量を知っているからこそ指導を一任しているのだろうか。
克巳自身は片腕になってしまったから、一般的な指導をやりにくくなったのかもしれないし。

空手とは何か。
強くなるためのものだと独歩は力説する。
神心会が日本屈指の暴力機関となった理由がわかる気がする。
一方で神心会の強者は克巳を最後に現れていない。
強さが全てを体現できる猛者はなかなかいないらしい。

「嘘っぱちは声高に語られ」
「「真実」ってのは小声で囁き伝えられるもんだ」


独歩のこの言葉は意味深だ。
そう、本部だって本当は強いんだ!
真の実力者だって知っている奴は少ないんだ!
だから、相撲だって強者の殿堂かもしれない。

組手の後、館長室で独歩、加藤、刃牙で語らっていた。
刃牙は神心会を訪ねてきたらしい。
何だかんだで頻繁に訪れますな。
なお、館長室を使っていいのか? 克巳公認ならいいか。

「「デンジャラスボーイ」」「加藤さんならではの組手でした」

とりあえず、刃牙は加藤を立てる。
加藤が呼ばれていたのはデンジャラスライオンだ。
それがボーイに改められたことで弱体化している感は否めない。
でも、加藤の不甲斐なさを見るに百獣王ライオンの称号は足りなそうだ。
刃牙は相撲についての独歩の考えを聞くべく神心会へとやって来た。
結局、宿禰と戦わずにファーストコンタクトを終えたのだが、けっこう意識しているようだ。
武蔵の危険性を見たことがあるから、石橋を叩いて渡るようになったのかも。
こうして独歩の口から相撲が語られる。
2本目に続く!