アニメバキ大擂台賽編 第6話「スバラシイッッ」



地上波でもアニメバキが放映が始まった!
劉海王の顔面の皮がモザイクになったぞ。
むしろ、グロいよ、それ。
というわけで、今回はバキ道が休みなのでアニメ版バキ感想で代用しまーす。

寂海王が握手と見せかけた不意打ちを仕掛ける!
が、全部通じていないぞ。
その卑劣っぷりに実況の人に日本が貶められる。
日本の若者を導くことが寂海王の目的なのに、国辱になっちゃってるじゃないですか……

だが、何度も返されたが烈の攻撃に耐えきり、投げてから腕を折ることに成功する。
あの烈の片腕を奪ったことは偉業だ。
寂海王の侮れない実力が垣間見える。
まぁ、不意打ちに次ぐ不意打ちをやったので観客受けは最悪なんですけどね。

腕を折られたことで本気になった烈は靴を脱ぐ。
足の指で掴んで投げる絶技に寂海王は感動する。
全開になった烈は対面が感動するほど豊富な技を持っている。
それだけにピクルに片足を食われたのが惜しい。
蘇らせるついでに片足を養殖しておきません。

だが、寂海王もやられるばかりではない。
古谷徹のナレーションによる三陰光圧痛!
これは豪華ですよ。アムロ感激。
原作だとわりとサッと流された部分だけど、アニメ版では解説を掘り下げているのはナイスだ。
まぁ、そこからのハイキックを命中させて即反撃されるんですけどね。
烈はタフネスもとんでもない。

片腕の烈に圧倒される寂海王だが、ここで腕の治療を申し出る。
烈は大人しくそれに応じるのだった。
この人、何を考えているのだ。
言われてホイホイとついてきやがる。
だから、烈総受けなんて言われちゃうんですよ。



烈には何か策があるのかと思いきやメチャクチャ痛がっている。
いや、アンタ、それでいいのかよ!?
基本ノープランな人ですからな、烈海王。
そのノープランっぷりに振り回されたのが刃牙である。
毒で瀕死のところに毒手使いと戦えと言われたらキレるのが普通だよ。



だが、寂海王は本当に治療する。
その言葉に嘘はなかったのだ。
いや、でも、この驚き方はどうかと思います。
本当にノープランだったんだな、アンタ……

烈の腕は復活する。
だが、寂海王に感謝するどころかたかが呼ばわりされたことで本気でキレる。
烈はキレる人なのだ!
その怒涛のラッシュに寂海王は為す術ない。
だが、正面の7倍を誇る背面を見せることで耐える!
いや、脊髄とは殴られれば相当ヤバいと思うのですが……
そこは殴られても大丈夫な部分を殴らせているのか?
ただ背中を見せているだけに見えてテクニカルな防御形態なのかも。



で、伝説の「やったァァアアア! 勝ったぞォオオオ!」が炸裂するわけですよ。
烈がキレるのにも間を要するほどの奇行である。
それで迂闊な攻撃を誘って頭突きでカウンターを取るのは見事である。
これで烈がさらにキレちゃうんですけどね。

それでも怒り爆発の烈の攻撃を全て受けきる。
圧倒的な打たれ強さを前に烈の攻撃も止むのだった。
ここで烈は急所を打って強引に守りを崩し勝つのだが、その内心は喜びに満ちていない。
格下相手に全力で出しても崩せなかった上に急所を穿ったのだから穏やかではないのは道理か。

こうして神州卑劣国辱海王だった寂海王は散々バッシングを浴びせられた観客にも賞賛されることになるのであった。
何か奇行しかやっていない気がするけど、たしかに輝いて見える……かも。
こういった妙なカリスマが寂海王の魅力なのかもしれない。
伊達に日本を導こうとしていないわけですよ。
新興宗教感がしてけっこうヤバいな、この人。

次はアライJr.VS範海王!
範海王、敗北!
郭春成に並ぶガッカリだった範海王であった。
その名前とか勇次郎との接触とかで期待させたのにこれだよ。
積み重ねた何もかもを投げ捨てたある意味での英雄だ。
これはJr.が強すぎたのか、あるいは範海王が弱すぎたのか。
どちらに原因があるのかわからない。
とりあえず、蹴りの優位性を説いた辺りでダメだと思いましたね。
顔を切り裂かれた時は出血に動じない暗黒の精神性を見せて良かったと思ったのですが……

こうして中国チームの敗北が確定だ!
なお、範海王は春成と違って負けても一切のフォローなしだ。
いや、あれはフォローと言っていいのか。
力士たちに唐突に戦いを挑めばメチャクチャ盛り上がるんですけどね、範海王……
呼吸困難になるくらい笑う自信がある。