エイプリルフールのようでいてマジプリルフールです。
でも、刃牙が力士に苦戦しているならありそうだし、事実、苦戦している。
エイプリルフールにバイデムネタを合わせた方が良かったのでは……?
あとバキ感想の大御所のとらさん、お子様のご出産おめでとうございます。
ずっとファンです(敬意)
刃牙がバックドロップでダウンしたことにみっちゃんは驚愕する。
みっちゃんは刃牙が無様にやられる姿を誰よりも見ているんですけどね。
でも、さすがに力士にはやられないだろうと思っていたのかも。 範馬刃牙は油断する時は徹底的に油断するのだ。
「正確にはバックドロップとはやや異なります」
ここで金竜山が横綱の知恵を見せる。
相撲ではないと思われた炎の立ち回りの正体とは!
………………
…………
……
説明してくれねえ!? 金竜山、マジで説明してくれねえ!!
いや、説明しないのかよ!?
かといって後々の解説とも噛み合っていない。
な、何が違うんだ……バックドロップと何が違うんだ……
金竜山の思わせぶりな発言は置いておいて、地下闘技場戦士たちはこのバックドロップの破壊力について語る。
炎は160kgの巨漢力士を相手に寄り切っている。
その背筋、おそらくは300kg!
具体化されると途端に迫力がなくなるのだが、まぁ、それは置いておこう。
300kgの背筋+自分の100kgの体重+刃牙の体重70kg。
合計半トンの破壊力だ!
……いや、待て。
自分の体重が丸ごと乗るのはちょっとおかしくないか?
無論、自分の体重が重いほど投げは安定するし威力も上がるだろうけど、さすがに丸ごとは言い過ぎだ。
ちょっとゆで理論感がしますね。
なお、この辺りの話は渋川先生と独歩だけでやっている。
花山、ノーコメント。 君は何のために観客席に来たのか。
いや、渋川先生と独歩と付き合いはないけど。
でも、付き合いがないはずの烈とはピクル戦で名驚き役として働いたな。
やはり、本部だ! 本部を呼べ!
「
「だからこうしていられる」
ダウンしていた刃牙だが余裕の寝っぱなしだった。
現在の相撲はダウン中の相手に追撃をしないというのがその理由である。
ダウン中の追撃どころか武器の使用さえありの死闘を繰り広げてきた刃牙にとって、相撲の流儀は甘いと言いたいばかりだ。
でも、余裕ぶっているけど冷や汗ダラダラでダウンしていた。
全然カッコつかない。せめて冷や汗は流すな。
それにここまでの力士たちはダウンした相手に追撃しているし、炎も相撲ではない立ち回りで刃牙からダウンを奪っている。
何かスゴい言い訳っぽい余裕だ。
しかし、ダメージはないようで、刃牙はバババッヂャキッと起き上がる。
一流はダウンを奪われた後の起き上がり方も美しく力強いのだ。
これには炎も呆然としてしまう。
まぁ、やっぱりパラメーターの差がありすぎるのが実情だ。
範馬因子3を継承していますからね。
「
「
ただ刃牙としてはけっこうイラッと来たのか、炎が得意とする速さで勝負しようと持ちかける。
虚を衝く立ち回りで一本取った炎に対して、いきなり速さの勝負に飛んでしまった。
そして、速さだけならゴキブリダッシュを使える刃牙の方が圧倒的に有利だ。
炎の得意分野で戦うと見せかけて自分の領域に持ち込んでいる。 ちょっと汚い。
汚いがそれもチャンピオンの強さか。
だが、速さには炎も自信があるのか、この勝負を受ける。
お互いに手を伸ばし、指先が触れた瞬間をスタートとする。
一瞬で炎は刃牙の背後に回り込むが、それと同時に刃牙は炎の背後に回り込む。
背後に回られたと察した炎は素早く離脱するが、今度は目の前に先回りされていた。
完全なホラーだ。 まぁ、妖術師だし妖怪にもなれよう。
妖怪となった刃牙に炎は張り手を放つが、それと同時に刃牙は目の前から消えていた。
恐る恐る振り返ると回り込んでいた刃牙がハイキックを放っていた。
当然、炎はモロに喰らう。
白亜紀闘法にこれといった理由なく追従したのが範馬刃牙だ。 小結の機動力など遙かに上回っている。
あまりにも悲惨な実力差を見せた刃牙だった。
最初はけっこう楽しもうとしていたのかもしれないが、一本取られてマジになったらしい。
実力差が絶望的過ぎて主人公なのに全然応援する気になれない。 かといって炎もキャラが薄くて応援する気にもなれないんですけどね。
うーん、我々は誰を応援すればいいのか。
とりあえず、本部にはエールを送って試合場に立たせたい。武器使ってもいいから。
速さ勝負は刃牙の完勝となった。
刃牙も油断を止めたのならばもう速さで翻弄することは敵わないだろう。
炎には一体何が残されているのか。もはや何もなさそうだ。
さっさとトドメ刺して宿禰に出番を作って上げてと言いたくなる。
でも、勇次郎の血を引いているからけっこう遊び好きなんですよね。
なので、もうちょっと炎のプライドを傷付ける展開は続く気がする。
炎はこのままでは圧倒的な実力差を見せつけられたまま、何もできずに負けてしまう。
善戦してはいたけど範馬刃牙が本気になればさすがに無理を何回も押し付けられていて不憫だ。
いっそのこと第三人格テコンドー使いのパクを覚醒させるとか如何でしょうか。
世界最凶の足技格闘技に最強の力士を搭載しているのだ!
そして、一蹴される。
次回へ続く。