アニメ範馬刃牙感想 第4話「2(セカン)」



アニメ版範馬刃牙のこと、すっかり忘れてました(正直)
地上波での放送も決まったぞ!
今のところ、グロ画像がないから無理な黒塗りはないぞ! 多分!


セカンことゲバルは刑務所なのに点呼を無視したり喫煙したり好きな物を食べたりとやりたい放題だ!
それは置いておいて、看守にいきなり殴られるアイアン・マイケルが不憫だ。
何かもう徹底的に弄られる立場になってしまった。
日本の暴走族に負けたダメージはよほど大きかったらしい。
さりげなく勇次郎にボクシングで負けているしな。

そんなゲバルに挑む人間が現れる。
元力士の総合格闘家の王者だ。
近年は株の上下が激しい力士だけど、連載初期に出てきた龍金剛といいある程度一貫した評価はあったんですよね。
本部に勝っているし。

だが、この元力士、ゲバルにはまったく通じない。
伝説の必殺技、地球拳(不発)の伏線とも言える支えの話も出ている。
そして、トドメは髪の毛を三半規管に絡み付かせて破壊するえげつない技だ!
動くと痛さ倍増ですね。

ゲバルは元力士の銃を握らせたり相撲で挑んだりと、相手の自由を制限する戦いをしている。
その上でゲバルは髪の毛を使った三半規管破壊と好き勝手に戦っている。
元力士も自分のスタイルで戦えていたらもうちょっとマシだったかも?

それがゲバルの国、ゲバルランド(仮称)の独立エピソードにも表れている。
ボッシュの家族を人質に取ることで自由を奪い、ゲバルは独立という自由を勝ち取っている。
相手を不自由にした上で自分は自由に振る舞うのがゲバルの強さなのだろう。
策略家な面もある強敵だ。
刃牙はこの強敵を相手にどう戦う!(戦わない)

そんなゲバルだが弱き民のために国の独立を目指すと、格闘家にはない発想のスケールの大きさと義侠心がある。
やってることは過激だけど大義も持ち合わせている男なのだ。
だから、ルームメイトにはけっこう慕われているのかも。
……まぁ、国の代表なのにオリバと戦うために刑務所に行く辺り、責任感はあまりなさそうですけどね。

いろいろな責任を投げ捨ててでもオリバと戦いたい。
オリバと戦うことはそれほど魅力的であり、それを望む受刑者は刃牙以外にも大量にいるのだ!
出てこねえけど! ゲバル以外にオリバと戦う奴出てこねえけど!

マリアさんが出てきた辺りからオリバ自体を描く方向にシフトしちゃったんですよね。
それはそれで筋が通った内容になったから不満はないけど、オリバを目指す喧嘩ランキングも見てみたかったんですけどね。
なお、喧嘩ランキング路線が潰れたことで一番被害を被ったのが主人公範馬刃牙である。
戦う機会が一気に奪われてしまった。
Jr.編で出番がなかったダメージを未だに背負っているのであった。
次回へ続く。