個性ブリバリの武器を使いこなせ! 気持ちよくターンを握り続けるアクションRPG(公式ジャンル)『ビャッコーギャモン』紹介





第15回ウディコンの大本命! 『ビャッコーギャモン』!!
(作者サイトヒワイログ内の紹介ページ
ワンパターンを決して許さない練り込まれたゲームデザインのこの一作。
私はテストプレイ(あとスタッフロール曰くウディタアドバイザー)として参加したのですが作者の熱意と変態性が伝わってくる素晴らしい出来!
というわけで応援を兼ねて紹介をしようと思いまーす。
読んでプレイしたくなったのならウディコンにアクセスだ!!



物語は英雄ダンジェロの駆る機動戦士ビャッコーナールジャメルの激突から始まる。
ダンジェロは何一つやましいところのない正義の団体、黎明商会の一員。
ナールジャメルは悪そのものの存在、デモンズだ。何の気兼ねもなくボコろう。
この激突が気になったのならウディコン会場でDLしよう。




さらにドット絵はぐりぐり動く!
スパロボかな?と思ってしまうくらいには怒涛の演出が展開!
ファンネル攻撃(直球)もぬるぬる動くぞ。
と、この時点でわかるがゲーム中で使われるドット絵の過半数を書き下ろすという狂気じみた行為!
このドットが気になったのならウディコン会場でDLしよう。
DLネタは擦りすぎるとアレなのでこの辺にしておこう。





ビャッコーとナールジャメルの戦力は拮抗している。
両機はゼロ距離で激突するのだがその結果はわからない。
操縦者のダンジェロが目覚めるとビャッコーの機体の中にいるのだった。
ここから操作パートスタート。俺たちの物語はここからだ!




さて、マニアックな人は気になるコンフィグ関係ですがキーコンとボリューム操作は完備!
安心である。
なお、テストverでは変更したボリュームがたまにデフォルト値に戻るという謎のバグがあった。
報告の結果、直っているので安心しよう。



さて、このビャッコーギャモン、オープニングからは想像もできない横スクロールアクション。
横スクロールということはジャンプ!
ジャンプを駆使して障害物を乗り越えていこう。
今後に待ち構えている落とし穴に落ちれば当然ゲームオーバー、やり直しである。
障害は華麗に飛び越えていこう。




その上で特徴的なアクションはダークソウルでおなじみのローリング。
ローリングには無敵時間があるのでタイミングを合わせればどんな攻撃も回避可能!
高速移動も可能なので移動手段としても優秀だ。
終わり際には隙があるのだが、攻撃あるいはジャンプでキャンセル可能。
特にジャンプキャンセルは回避から回避にシームレスに動きを繋げることができるので非常に重要なテクニックだ。指に馴染ませよう。



攻撃システムも特徴的だ。
それがこのオーバーヒート。
攻撃をし続けるとヒートゲージが溜まって、最大値に達するとオーバーヒートになり攻撃できなくなる。
ボタン連打のイージープレイではドラマは追えないので気を付けよう。

蓄積したヒートゲージは時間経過でじょじょに減少していく。
その間は回避に専念することになる。
ただし、このヒートゲージを能動的に減少させる手段があり、それが敵の攻撃をローリングで回避すること。
回避に成功すると瞬間的に減少するので次の攻撃を素早く行える。
攻撃→回避→ヒートゲージ減少→攻撃→回避……を如何にループさせていくかが肝要な積極性が評価されるゲーム性となっている。
攻撃と回避のリズムが重要となるので倦怠とは無縁だ!




また、誇張抜きで個性豊かな様々な武器が登場するのがビャッコーギャモンの特徴だ。
その一つとなるのが剣。
連撃が可能なオーソドックスな武器だが剣だけの特徴的なアクションとしてはチャージ攻撃。チャージした後に広範囲攻撃が可能だ。



連撃はリーチや範囲は特筆すべき点はないが隙が少なくダメージが高い。
ゲームを進めていくと2段目に無敵時間が付与されるので、相手の攻撃に合わせる使い方が強力になる。
リーチと範囲から押し付けという点では他の武器に劣るが、相手の行動パターンを見切れば途端に当てた時の旨味が増える。
いわゆる後隙も少ないので当てた後のケアも容易だ。
初期武器にしてスルメ武器という立ち位置と言えよう。



チャージ攻撃はチャージが必要かつモーションが大きめと使いにくさがあり、チャージ単体で戦うことは難しい。
しかし、凄まじい攻撃範囲を誇り、当てられない場面がほとんどない。
剣はジャンプ攻撃ができず空中の敵には基本的には無力なので、そうした相手にピンポイントに使っていこう。




ビャッコーの中を進んでいくと謎のシルクハット(シルクハットの人は大抵怪しい)が立ちはだかる。
これが初のボス戦となる。
覚悟を決めよう。



ここで焦点が当たるのは武器の使用に当たってヒートゲージと並んで重要となる使用回数。
武器は使う度に使用回数が減っていき、0になると武器が壊れ性能が著しく落ちる。
この時は違う武器に切り替えて攻撃を行おう。
他の武器をの攻撃を当てると破壊中の武器のゲージがじょじょに回復していき、最大値に達すると再使用可能になる。
今回のボス戦では素手で殴って回復するしかないが、ゲームが進行すれば最大3つの武器を使い分けていくことになる。
この武器ゲージのリソース管理もビャッコーギャモンを生き抜くためには重要なファクターだ。




この武器ゲージ、デメリットだけではない。
最後の1回の攻撃ではダメージが2倍になるファイナルストライクが(カットイン付きで)発動する。
大ダメージを与えられるので壊れる直前、最後の一撃ファイナルストライクは慎重に、それでいて積極的に狙っていきたい。



また、シールドを持っている敵も存在する。
シールドを張っている敵には与えられるダメージが減少し、何よりも攻撃によってのけぞりにくくなる。
シールドを張られるだけで攻勢に転じにくくなる。

シールドは攻撃を当てることで減少させることができるので連撃で一気に剥がしたい。剥がしてからは連撃で一気に押し切りたい。
……が、ここで頭を悩ませるのがオーバーヒート。
連撃を行うとすぐにオーバーヒートしてシールド回復の時間を与えてしまうことになる。

では、テンポが悪くなるのかとなれば違って、ヒートゲージは回避で回復する。
そのため、積極的に前に出て攻撃と回避を両立することで手数を増やし、一気にシールドを剥ぎ押し切ることができる。
こうしたアグレッシブなプレイが重要になるのがビャッコーギャモンの熱いところだ!



こうして強敵(ほぼチュートリアル)を倒して外に出るとかつての仇敵、ナールジャメルの残骸が目に映る。
しかし、その残滓、デモンズが島に蔓延っている。
狩り殺せ! デモンズは問答無用に○しても怒られない世界観!



あとどうでもいいんですけどこの岬の構図がRPGツクール3の場面マップと酷似しているのですが、本人曰く無意識だったとのこと。
あ、作者はツク3に20代を誇張抜きで捧げたツク3ジャンキーです。





フィールドマップから新たなダンジョンへ行くと商人が登場。
ビャッコーギャモンで重要となる武器について教えてくれる。
武器は基本的にはダンジョンの入口で3つまとめて購入する。
一気に3つ手に入るのではなく、2択を3回繰り返して3つ分が手に入る。
選択肢に出てくる武器はランダムなので、外したくないお気に入り武器がある場合は早めに選んでおこう。



なお、フレーバーテキストもしっかりあるので見逃さぬようにしたい。



ダンジョン中に出てくる宝箱を調べると能力値を上げることができる。
上げる能力値は2択で選択することになる。
強そうな能力値を上げよう。
私はダークソウルでは意味がないという理由で運を捨てたプレイをした。
ビャッコーギャモンはダークソウル好きが作ったけどダークソウルではない。





このダンジョンから使える新しい武器は2つある。
まずはアンカー。
強味は何と言ってもリーチの長さ。
真上にも攻撃できるので対空も完璧。
剣では届かない位置から攻撃できるのはそれだけでも強い。

加えてアンカー最大の強味はジャンプ攻撃が可能な点だろう。
攻撃と回避の両立が容易である。
回避からの攻撃という一点においては全武器の中でもトップクラスの使い勝手である。

ただし、注意点としてはアンカーの先端部分を当てないとダメージが出にくいことだ。
間合いを見切ってギリギリを当てよう。
とはいえ、先端=相手との距離がもっとも離れるため、ダメージを求める=安全を得ることにも繋がるので、武器の適正を活かそうとすれば必然回避にも繋がるのが美味しいところだ。





次はジェットアックス(以下、斧)。
斧は発生がとにかく遅い。
遅いが単発のダメージが高い上に凄まじい攻撃範囲の広さを誇る。
攻撃範囲は全方向にビックリするほど広い。適当に振っても適当に当たる。
発生の遅さを補ってあまりある攻撃範囲の広さが強味だ。

そのため、敵に近付いてから振るというよりも近付かれそうなら振るという運用が主体となる。
振りさえできれば当たるし、当たれば大きく吹き飛ばす。
斧で吹き飛ばした後に他の武器に切り替えて追い打ちみたいな動きもできる。慣れたら狙おう。

また、斧の見逃せない強味として相手の飛び道具を反射できる。
斧で待ち構えているところに飛び道具を撃たれると困る……と見せかけてその豊満な攻撃範囲で跳ね返してチャンスへと変えるのだ。
飛び道具の反射だけなら使い所を選ぶようでいて、その攻撃範囲から意識せずとも勝手に反射してくれる場面は多い。
斧と反射した飛び道具を同時に当てることも可能。その時は大ダメージが出る。
発生が遅い代わりに振りさえできればどうとでもなるのが斧の特色と言えよう。

また、ローリングから使うと自慢の範囲と反射を失うが発生の速い叩き付けを行う。
こちらは回避からの攻撃として有効だ。
出せれば強い一発武器だけでないのが斧の面白いところと言えよう。




本作は横スクロールということでダンジョンも高低差に富んでいる。
当然、普通にジャンプしても届かない足場なんかも出てくるのでどうやればそこに辿り着けるのか、考える必要が出てくる。
また、武器の中には特殊な軌道を取る物もあり、そうした武器は攻撃以外にも移動でも活躍する。
今回は紹介していないがバイクという武器はその点において特に特徴的である。






ボスと対決!撃破!だがダンジェロは致命傷!謎の乱入者登場!
怒涛の展開が待ち受けるが紹介するのはここまでである。
システムもシナリオもなかなかにアクが強いが、そのどれもがしっかりと機能しているので恐れずにプレイしていただきたい。
特徴的な武器、気合い入れまくった演出、鬼畜な個性豊かなステージ、ロジカルかつ熱いシナリオがこの先に待ち受けている。
君の目でたしかみてみろ!!
DLはウディコン会場から!