刃牙らへん感想 第42話「邂逅」



花山は勇次郎が一目を置く存在であることがわかった。
ある時期からバキ世界における評価が妙に高まったのが花山だ。
多分、スペック戦辺りからフィーバーが始まり、今やピクルの次の相手となるほどだ。
株価が一番低かったのは幼年編で刃牙のトレーニングに付き合った時かガーレンに瞬殺された時だろうか。
何かビットコインみたいな奴だな、花山薫……

ジャックはピクルに引っかかれた傷が塞がっていることを確認する。
通常の2倍以上のアミノ酸と各種ビタミンの大量摂取が功を奏したようだ。
物理的なジャックらしい普通の直し方だ。
そして、大量摂取していたのがドーピングではなく栄養サプリだと判明した。

何かジャックのドーピングってもう栄養サプリ感覚だよねーなんて感想で書いたら本当に栄養サプリだったよ!
お前、もうちょっと不自然に治癒なおせ!
サンドバッグ殴り続けたり大量のステーキを食ったりしろ!
逆に言えば普通に治したから治るのに時間がかかってしまったのか?

いつでもれると感じるジャックの前に木崎が現れる。
ジャックは木崎とは初対面だがレバ刺しに書かれた名前から察するのだった。
同じトーナメントに出場して目の前でガーレンにやられた花山のことは忘れたのに!
いや、ガーレンにやられれば忘れた判定してもいいか?

ともあれ、最近のジャックらしく社会性を見せるのであった。
一方的に与えられたとはいえ恩義を忘れないのが礼儀というものだろう。
この人、やっぱり戦うよりも普通にしている方が面白い気がする。

木崎に招かれてジャックは車に乗る。
導かれるのは花山の元だった。
怪我が治ったのなら試合の日まで待たない。
喧嘩師花山がやりたいのは試合ではなく喧嘩なのだ!

やる気があるのかどうかよくわからん花山だったがやる気あるどころか、みっちゃんなんかには従わねえと反骨心さえ見せた。
一切鍛えず己の道を行く花山らしい侠気である。
みっちゃんざまあ。
でも、あの人、どこかで観戦しているぞ。
勇次郎と戦った時とか時系列がおかしい観戦をしていたくらいだし。

そんなわけで街中で超弩級の喧嘩が始まろうとしている。
花山曰く警察が来るまで5分。
警察が来ても止められそうにないが5分間のデスマッチが始まる。
喧嘩は喧嘩師の花山の十八番だが、ジャックもピットファイターだから喧嘩慣れしている。多分。



互いが戦うことを決めた以上はもう開始はじまっている。
先手を取るべくジャックが仕掛ける。
こうして踏み込んだところに花山の巨拳が顔面ど真ん中に炸裂だ!

完璧なカウンターだが振りかぶっていない!
花山が振りかぶっていないぞ!
もしかしてカウンターを練習したか?
い、いや、練習をしない花山がそんなことをするわけが……

花山の豪腕が決まったがモロに口の近くなのがちょっと怖い。
真っ正面からの張り手は噛み付きでカウンターするのが今のジャックだ。
宿禰はそれを反省してか、次に顔面を殴った時は正面ではなく側面から殴っている。
対して初手から真っ向からだが拳を固めた花山の指を食うことはできないか?
それともその設定はやっぱ無理ってことでなくなるか?
ダイヤモンドを作る握力設定はなくなったようなものなので驚かないぞ。

ともあれ試合ではなく喧嘩で二人の戦いが始まるのだった。
喧嘩ならではの機微を見せてほしいところもある。
花山さん、そこは理解ってるので高層ビルから叩き落とそうとしたり筐体を叩き付けたりしてる。
ま、まぁ、あれはヤクザ度の高い頃の花山というのもあるけど。
今の花山は桐生一馬くらいのヤクザ度だ。誓って殺しはやってません。

花山はジャックに尺度の大きさを見せつけるのか、ジャックは無情にも噛み砕くのか。
花山の実力は時と気分によって大きく変わるのでどうなるかわからない。
ガーレンにやられたという汚点と武蔵相手に善戦した実績が入り混じってわからない。
ピクルさんの時みたいに情けないやられ方をしなければいいのですが。
次回へ続く。
ただし、2週休み! 派手に休むぞ!