最強職業決定戦



最強職業決定戦開催!

・消防士代表 スプリンクラー国岡
新潟県在住の消防士。
その正体は消防士の特権を活かし放火を繰り返した放火魔。
主な手順としてはスプリンクラーのメンテナンスと称しガソリンを仕込み、それに着火することで大規模な火災を人知れず引き起こしている。
だが、その度に完璧な鎮火をしており最強の消防士と国内外から恐れられた。
その動機はより大きな火事を消火したいというものであり、同僚からはそのひたむきな姿勢から「スポーツマン」とも呼ばれている。
やがて犯行が明らかになり極刑は免れなくなったのだが、最強職業決定戦の優勝を条件についに仮釈放された。


・警察官代表 ガリクソン8世
マイアミを支配する警察官。
犯罪発生率100%以上と呼ばれるこの町において、過半数の犯罪者を逮捕しており犯罪抑止率120%という凄まじい数値を誇る。
だが、逮捕した犯罪者をその巧みな補導術で掌握、マイアミを支配した。
マイアミを支配したこの男の次の目標はデスタウンと呼ばれる世界最大の犯罪都市、千葉の支配であり、その第一歩として最強職業決定戦の優勝を目指している。


・漫才師代表 ゲリラ古山
日本でもっとも高い年収を得ている漫才師。
人を笑わせることはもっとも難しいことである。
その技術に長けるゲリラ古山は人の感情を自在に操作できることを意味する。
つまり、ゲリラ古山の話術にかかった人間は否応なくゲリラ古山に支配されてしまうのだ。
その洗脳術は中南米のテロ組織にも高く評価されており、忌まわしきチャイルドソルジャーを作り出したのもこの男の仕業だと言われている。
視聴率90%以上を誇る最強職業決定戦に出場することで全世界の人間の支配を目論んでいる。


・住職代表 小浦キリスト
日本でもっとも寺の多い愛知県を支配する阿闍梨。
圧倒的カリスマにより住職界の神として君臨している。
その正体は聖遺物、聖骸布に染みついた血から作り出されたキリストのクローン。
全ての宗教を統一、絶対神を生み出すために誕生した。
その目的を果たすために最強職業決定戦に出場、ついに真の神になろうとしている。


・東京都知事代表 オクラホマ三木本
埼玉県を手中に収める東京都知事。
10代同然の若々しい肉体からは想像できないがその実年齢は60歳と高齢。
これは東京都知事の権力を利用し肉体改造を施した結果である。
その神秘的な姿から埼玉県民たちには生き神として崇め奉られている。
かつてヒトラーの師匠として独裁術を教授した過去があり、ナチスとは今も繋がりがある。
その力が東京都知事となったバックボーンとなっている。
最強職業決定戦に出場することでその支配勢力を茨城へと伸ばそうとしている。


・警備員代表 マイノリティ山倉
ホワイトハウスを支配する警備員。
当然、アメリカ大統領の全行動も支配しており、彼がその気になれば明日にでもアメリカ大統領となれる。
その権力に比例するようにその力も大きく、年に3桁は襲撃されるアメリカでもっとも危険な地、ホワイトハウスを100年に渡り守り抜いてきている。
今やホワイトハウスはこの男の手によって要塞と化しており、誰一人とて近付かなくなっている。
それは大統領とて例外ではなくもはやアメリカでさえこの男を縛ることができない。
それ故にマイノリティの二つ名を手にしている。
最強職業決定戦に優勝することでアメリカそのものを要塞化することを目論んでいる。


・探偵代表 ドリル豊田
日本の探偵の4割を手下としている全世界最強の探偵。
彼に狙われた目標はいずれも精神を破壊されるという恐怖の探偵。
その正体は精神を破壊することを得意とする精神犯罪者。
探偵という職業は精神を破壊するのにもっとも適しているため、選んだに過ぎない。
当然、警察に捕まることは多くその逮捕歴は4桁に及ぶ。
だが、いずれも最高裁判所の裁判長の精神を崩壊させることで無罪を獲得している。
もっとも縛ることのできない犯罪者として全国民はこの男の存在を恐れている。
最強職業決定戦には開催者、ドクター中松の精神を崩壊させるために出場した。


・Apple代表 ビル・ゲイツ
Appleを作り上げたのはスティーブ・ジョブズではない。
彼は影武者に過ぎない。
そう、ビル・ゲイツだったのだ。
最強職業決定戦にはiPhoneを越えるスマートフォン、Catastropheの開発のために出場した。

・自衛隊代表 シモヘイヘMk2
歴史上もっとも優れたスナイパーとは誰か――
恐らくは大多数がシモヘイヘの名前を挙げるであろう。
それは正解であり間違いである。
今の自衛隊にはシモヘイヘの名を継ぐ男が存在する。
彼はナイフ一本で300人もの米兵を狙撃したと言われる。
狙撃を極めたこの男にとって、ナイフでさえスナイパーライフルと同等かそれ以上の射程を誇るのだ。
それが与太話か真実かは定かではない。
だが、それも最強職業決定戦で明らかになることは間違いない。
そして、伝説が生まれることも間違いないだろう。


・レーサー代表 スピーディー浅川
――鈴鹿サーキットの警備員F氏は語る。
レーサーってどんな人だと思う?
車の運転が上手い人……まぁ、間違ってはいないわな。
でも、それはひとつの条件に過ぎねえ。
あいつらは数時間も数百kmの負荷に耐えながら走るんだ。
どういうことだと思う?
強靱な精神力と肉体の持ち主ということさ。
俺に言わせれば強さという点においてレーサーに勝てる人間はいないさ。
ボクサーとか柔道家とか……あいつらなんてレーサーと比べたら初心者マーク同然さ。
え? 最強職業決定戦?
そりゃレーサーの優勝さ。
特に今鈴鹿で一番速いと言われている男……スピーディ浅川で決まりだな。


・トラッカー代表 ドランカー造田
近畿地方でもっとも自由な男と呼ばれる伝説のトラッカー。
彼を遮ることのできる道路交通法は有史以来存在しない。
速度制限はもちろん、赤信号も意味を為さなければ左側通行も当然無意味である。
彼はあらゆるルールに縛られず自由に近畿地方を駆け巡った。
ありとあらゆる道路交通法が彼の行く手を遮ったが、いずれも破壊してきた。
もはやこの男を止められる存在はこの世にあるのか。
それを試すためだけに最強職業決定戦に出場を決めた。


・ディズニー代表 ミッキーマウス
ヨーロッパで大流行したペスト菌は君たちの記憶にも新しいだろう。
あれがどうして大流行したのかわかるかい?
ミッキーがヨーロッパを滅ぼすため、だよ。
職業最強決定戦に出る理由?
滅ぼすためさ。全てをね。


・寿司職人代表 マグロ哲
日本の食通全員を血祭りにあげた恐怖の寿司職人。
本来、他人が作った料理というものは一切の安全が保証されない極めて危険なものである。
それ故に食通は細心の注意を持って食事に赴く。
かつての貴族たちが毒味役を何人も用意したことからそれも明らかであろう。
さて、寿司職人は客の目の前で寿司を握る。
それ故に料理の危険性の有無を見極めるのは極めて容易というのが一般的な見解であり事実でもある。
だが、この男は寿司を握る一挙一投足の全てを見せ、その安全を保証しながらも数々の食通を殺めてきた。
その手口は謎に包まれているが最強職業決定戦に出場する資格があるのは間違いない。


・脚本家代表 デスティニー岩鉄
脚本家とはドラマや映画のシナリオを作るのが仕事と言われている。
だが、それは二流の脚本家の仕事である。
一流は人生のシナリオを作ると言われ、数々の成功者は脚本家のシナリオ通りに生きた結果だと言われている。
だが、この男となるともはや人生を作るなど生優しいものではない。
運命のシナリオを作るレベルに達しており、西暦の全ては彼のシナリオによって刻まれてきた。
世界大戦も人類に必要なイベントだから起こしたことであり、数々の悲劇の元凶はこの男の手によるものである。
そして、そのシナリオが完璧なものであることは最強職業決定戦の優勝で明らかになるであろう。


・バンド代表 チャップマン鈴原
渋谷にはあるバンドが存在する。
ハードボイラーと呼ばれるそのバンドのライブを訪れたものは例外なく発狂し自殺している。
事件性があると踏み調査に訪れた警察官たちも同じように自殺した。
結果、ハードボイラーは不可侵領域とされ誰も触れなくなった。
唯一の例外は彼らのライブに魅入られた犠牲者たちだけである。
ライブを極めた者は熱狂を越えた発狂をさせることで生死さえも操る。
最強職業決定戦でもハードボイラーは人々を発狂させるのか。


・アパート代表 レオパレス拝崎
完璧な管理社会のテストモデルとしてレオパレスを生み出した男。
彼の理想とするディストピアはほぼ完成に至っており、それはレオパレスに収監する人間の多さからも明らかである。
事実、チベットは彼の手によって国土の9割がレオパレス化、支配に至っている。
だが、そんな彼でも思い通りにならない地がひとつだけ存在する。
福岡である。
その福岡を支配するための橋頭堡として最強職業決定戦の優勝を目指す。
有史最大の戦争とも呼ばれる最強職業決定戦でさえ前哨戦と称する彼の実力は間もなく明らかになるであろう。



16名にて最強職業決定戦が始まる!(始まらない)